#contents

*ページ概要 [#ze05c3a2]

過去に開催されたイベントシナリオのあらすじ等を掲載しています。
イベントの振り返り・考察、未プレイイベントの把握などにお役立てください。

なおメインストーリーおよび世界観・設定に関する考察は、「[[用語・設定考察]]」のページにまとめられています。
またイベントの開催履歴については、「[[イベント開催履歴]]」のページをご覧ください。

**編集時の注意点 [#sf990e01]

&color(red){''イベントのネタバレを強く含む内容に関しては、「あらすじ(ネタバレあり)」の項目に格納''};するようにお願いいたします。
なお上記を守っていただければ、イベントシナリオの説明を記載していただく時期に関する制限(イベント開始○日経過後でなければならない等)はありません。
*イベントシナリオ [#v76dce2a]
※開催順

**暴走少女と一つ目幻獣の島 [#a4855208]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
赤い月計画が佳境を迎えた頃、上位メギド・バルバリッサは持てる兵力を月に投入し、武勲を立てようと目論んでいた。メギドになりたがる知性のやや高い幻獣たちを口約束で唆していたところへ、噂を聞きつけたベヒモスが乱入する。
戦いを望むベヒモスも月へ送ることを約束したバルバリッサは彼が去った後、「幻獣の成り上がりのくせに」と忌々しげに吐き捨てた。

ソロモン一行は船に乗り「オクルス島」へ向かっていた。
王都へ向かう旅路の途中だが、背中の皮を剥がされるという尋常でない怪我を負った島民に出会い、調査に行くことにしたのだ。
島には案の定幻獣が蔓延っていた。倒しつつ森を進む一行の前に島民と思しき少女キマリスが現れる。「ヤツラに殺される前に逃げろ」と繰り返すキマリス。
訝りながらも進む一行は、一つ目幻獣サイクロプスと遭遇する。サイクロプスは言葉を話すことができ、「もうすぐメギドになれる」と言う。一行と戦い本物のメギドと気づいたサイクロプスの次男と三男は寝床へと撤退していった。

一行が出会った皮を剥がされた老人はキマリスがオンジと呼ぶ育ての親であり、キマリスが舟で島の外へと逃したらしい。キマリス自身も島民から「呪い島」と呼ばれる別の島の出身であり、故郷が幻獣に襲われた際、同じように両親が舟でキマリスを逃してくれたと言う。そのためキマリスはオンジ以外からは迫害を受けていた。そんな島民の態度にも関わらずキマリスは彼らを幻獣から逃がし、オンジの島を守るのだと断言する。

そしてついに現れた長男ドネと交戦、やはり押されて寝床へ撤退していくドネを一行が追走する。寝床にはドネの人形に、「ヴィータの生皮」が貼り付けられた物があった。
サイクロプス三兄弟もバルバリッサにメギドになりたいと訴えていた。メギドになるにはヴィータ体になれないといけないというバルバリッサの嘘を信じてヴァイガルドへ渡り、人形にヴィータの皮を貼り付けてヴィータ体を作り出そうとしていたのだった。

三兄弟を倒した一行は急いでキマリスを連れて医者の元へ向かったが、オンジは既に息を引き取っていた。オンジが居なければ島に残る意味もないと言い、キマリスはソロモンたちに同行すると言う。
皆から離れて海にやってきたキマリスは、オンジを想って一人泣いた。
察してやってきたウェパルに好きなだけ泣くといいと言われ、思いの丈を叫ぶ。
そしてすっきり元気を取り戻したキマリスは、美味いものを食べに行こうとウェパルを引っ張り走り出すのだった。
#endregion
-キマリス加入イベント。
-初回及び変更のなかった一度目の復刻では、公式サイトから読める[[漫画版>https://megido72.com/special/]]と大筋は同じ内容だった。
ただし漫画版では独りで闘うクールなキマリスだったのに対し、
実装されたキマリスは明るく無邪気な暴走少女となっていた。
--復刻時の変更でシナリオ中のキマリスの印象は漫画版と初回版の中間くらい、明るいが凛々しい戦士といったところに落ち着いた。
-2019年3月末に二度目の復刻となった。開催期間はわずか6日間と短い。
-二度目の復刻ではシナリオが大幅修正どころか''ほとんど新規書き下ろし''となった。
辛うじて原型を留めているのは住民が幻獣の像を作らされるという部分だけである。
--ゆるいギャグテイストのシナリオが、残酷でシリアスな展開へと変化。
---内容はまるで違うが話の進行の仕方は薄っすら面影を残していたりもする(添い寝や全員やられる振りなど)ため、元イベント経験済みだと余計に気味が悪い。
---しかも元々シナリオの内容と一切関わりのなかった幻獣三兄弟の名前(ドネ、ルケ、バフ)が、書き下ろしシナリオにおける残虐な行為(ドネルケバブ)へと逆輸入されてしまっている。
--初回開催時には実装されていなかったベヒモスの出自に関する情報もあり。
---ベヒモスが元幻獣であると証言したメギドとして、未登場のメギド「ベルフェゴール」の名前が出ている。(大罪の一つ「怠惰」の悪魔として有名であり重要キャラである可能性が高い)
--オーブ周りの描写は完全に削除。それによって一行やキマリスの戦う動機も全く異なるものに。
-「オクルス」はラテン語でoculus、意味は「目」。
-以下、シナリオ修正前のあらすじ。
#region(修正前あらすじ(ネタバレあり))
ソロモン一行は旅の途中、追放メギドの少女キマリスに出会う。
キマリスは幻獣が持っているオーブを手に入れようとしていた。
オーブを持つという一つ目の幻獣兄弟ドネ、ルケ、バフが拠点としている島では、
住民たちが三兄弟を讃える像を作らされたり、添い寝して自慢話を聞かされたりなどの労働を強いられ迷惑していた。
一行は幻獣兄弟を退け、キマリスはそのまま仲間に加わった。
#endregion
**背中合わせの正義 [#k96a0751]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
ソロモン一行が立ち寄ったある街で、子どもが次々に行方不明になる事件が発生していた。
そこで一行はマルコシアスの「魔物ハンター」としてのかつての相棒、アンドレアルフスに出会う。
アンドレアルフスは事件の調査を引き受けていた。
一行はアンドレアルフスと共に森を調査し、災厄の魔女と呼ばれる自己分裂を繰り返す特殊な幻獣を発見する。
魔女はかつてメギドラルで行われた幻獣強化実験の被験体だった。
アンドレアルフスはメギドラル時代、その研究所の警備を任されていたことがあると言う。
魔女はフォトンの多いヴァイガルドで育成され、高い知性と感情を備えていた。
そのため密かにヴァイガルドへ逃げ出した魔女たちはメギドラルへの復讐を企てているとアンドレアルフスが推測する。
大量のクローン体を送り込んでくる魔女を止めるには本体の強化幻獣を倒すしかない。
魔女打倒に動こうとするソロモンに、アンドレアルフスは自ら召喚に応じ戦いに力を課すことを申し出た。

そして無事本体の魔女を倒し、街には平和が戻る。
ソロモンたちの戦いぶりと信頼関係を見たアンドレアルフスは、ハルマゲドンを阻止しようとする一行に改めて仲間として加わった。
#endregion
-アンドレアルフス加入イベント。
-マルコシアスのキャラストーリーでも出番が多いアンドレアルフス。
時が経っても(やや一方的だが)信頼のおける相棒であることが分かるイベント。
-2度目の復刻時、若干ながら加筆修正があった。
--アンドレアルフスのメギド時代の回想が追加された。
魔女が作られたという強化幻獣の研究施設で警備をしていたらしい。
魔女の正体についても詳細な設定描写が追加。
--マルコシアスが「アンドレアルフスさん」と敬称つきで読んでいたのが呼び捨てに変化。
メインシナリオでの呼び方と同じになっている。
-復刻で加筆されてもなお時系列がはっきりしない珍しいイベントである。

**ソロモン誘拐事件・悪夢編 [#tb420ff8]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
メギドラルにて、ソロモン王を生け捕ろうと企てた者が居た。
彼は刺客として6名のメギドチームを招集する。
先行して作戦に当たったアガリアレプト、サキュバス、リリムのチームは、
リリムの能力でソロモンを夢の世界に引きずり込み、彼を自分はメギドだと思い込ませて連れ去ろうとする。
サキュバスの能力でソロモンを魅了するはずが、サキュバスは本気でソロモンに惚れ込んでしまう。
またリリムが途中で虫に動揺して夢の世界を崩壊させてしまい、失敗。
アガリアレプトはサキュバスとリリムを救うため作戦を中止し脱出しようとするが、サキュバスはソロモンと離れたくないと言って暴走する。
ソロモンはサキュバスの暴走を鎮め、説得して全員で脱出。
アガリアレプトはその手腕と仲間を想う態度に感心する。
リリムとサキュバスは悪夢から目覚めて夢の出来事を忘れてしまったが、
アガリアレプトには夢の中で抱いたソロモンの印象が残っており、ヴァイガルドに残りソロモンにつくことを決めた。
#endregion
-アガリアレプト加入イベント。
-復刻時に「護界憲章の破壊に失敗した」とのセリフが追加された事から、2章終了後くらいの時系列と思われる。
-初出がバレンタインの季節であり、ちょっとした切ない恋物語になっている。
-2018年8月の復刻時にはシナリオが修正を遂げていた。
主に冒頭の設定矛盾など、世界観にあわせた調整が多い。
台詞などの変更も入っているが、基本的な物語の流れ・本編のボスに変更はない。
最大の変更点といえるのはサキュバスの歌が流れる演出である。
--2019年6月の再復刻時には、プロローグの文言が整えられる軽微な修正があった。
主にインキュバスの台詞に若干の変化があるほか、「上位メギド」がバルバリッサと明言されたりなど。
-サキュバスの歌はアジト画面のBGMに設定できるようになった。ただしサキュバスを召喚している必要がある。
タイトルは「ふたりでみるユメ」。
2019年8月3日よりカラオケ配信もされている。
[[歌詞カード(公式ポータル)>https://megido72-portal.com/entry/karaokehaishin-kashi-20190803]]
以下、ユーザーによる歌詞の聞き取り。
[[ソロモン誘拐事件・悪夢編]]ページコメントより。(他コメントも参考に一部編集済)

#region(「ふたりでみるユメ」歌詞)
ふたりなら どこだって行けるよ
もう何も 全然怖くはないような
でも今は この世界味わいたい
Ah…このまま the dream of you and me
ふたりなら イイカンジ
予想と違うことだらけ
出会って過ごしたこの時間
想像を超える優しさに
ハマって夢中になる

そう真剣に ただ向き合って
ズルはしないと 決めたの
右手につないだ 手があるし
恐れず前を 向いていこう

何もかも 終わってしまっても
二人なら 何度でもやり直せるよ
101年の 夢の先が見たい
Ah…これから the real of you and me
ふたりなら イイカンジ
いつまでも イイカンジ

(間奏)

二人なら なんだってできるよ
でもいつか 覚めてしまう夢だけど
まだ今は この世界が愛しい
Ah...このまま the dream of you and me

ふたりなら イイカンジ

いつも守ってくれた 優しい大好きな笑顔
長くて短い日々を 思って今噛みしめる

そうワガママで 困らせたけど
受け止めてくれて ありがとう
両手いっぱいの 愛があるし
これから前を向いていこう

何もかも 変わってしまっても
もう一度築き上げていけばいいね

101年の 夢の先を見よう
Ah…これから the real of you and me
ふたりなら イイカンジ
いつまでも イイカンジ 
#endregion

-このイベント以降、新メギド加入イベントでは基本的に、イベント加入のメギドとは別に二人の新メギドが登場するようになった。
イベントで加入しなかったメギドに関しては、召喚での実装になる。
--特に「二つの魂を宿した少年」以降は、月末にイベント開始とほぼ同時にサバトで新メギドの片方が実装され、もう片方は月半ばに遅れて実装される、という流れが確立されている。

**ソロモン誘拐事件・逃走編 [#jb25b5ca]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
ソロモンはアジトにメギドたちを集め、仲間に加わったアガリアレプトを紹介する。
アガリアレプトはソロモンを誘拐しようとしていたが寝返ったこと、まだ他にもソロモンを狙っているメギドたちが存在していることを明かした。
一方、とある街の酒場ではインキュバス、メフィスト、カスピエルが酒を飲みながら計画を練っていた。
メフィストが知り合いの「夢見の者」から得た情報を元に、ソロモンが滞在しているという街で作戦を開始する。

三人はまず手分けしてソロモンを探し始める。
メフィストが情報収集のために入った酒場には偶然ブネとバルバトスが居た。
メフィストは誘拐犯と気づいた二人に上手く誘導され、アガリアレプトに引き合わされて正体を暴かれる。
メフィストは後の二人を巻き込みつつ逃走、何とか撒いて街へと身を隠す。
三人は幻獣をおびき寄せて街を襲わせ、救助させることでソロモン一行を分断する。
力では一行に敵わない三人だが、街の女たちを騙し、操る能力を用いて立ち回り、
ついに人質を利用してソロモンを森へとおびき寄せるまでに至る。
とはいえほぼ手札は尽きており、もう降りようと二人が言う中カスピエルだけが諦めない。
人質の女性を操ることで指輪を強奪、それを餌にソロモンをメギドラルへ連れ去ろうとする。
しかし、三人が通ってきたゲートはメギドラルによって既に塞がれていた。
作戦中止と共に切り捨てられたことを悟ったカスピエルは、追放処分を受けた身であることを明かし、それでも生き抜くために作戦を成功させてメギドラルに認められようとしていたと語った。
それを聞いたソロモンは「生きたい」というその気持ちを尊重し、カスピエルを仲間に迎え入れる。
ソロモンの言葉に動かされたカスピエルは召喚に合意した。

戻ってきたカスピエルの手のひら返しに仰天するメフィスト。
インキュバスとメフィストはかつてサタンの配下としてヴァイガルドを偵察しに来た時のゲートを通って帰ると言い、去っていった。
……が、ゲートの場所を忘れてしまい、迷子になってしまうのだった。
#endregion

-カスピエル加入イベント。
-悪夢編とは打って変わったコメディシナリオ。逃走するのはまさかの敵方。
-刺客チームはヴァイガルドに来る際、護界憲章すり抜けのために謎の「黒い箱」を使用している。
アンチャーターの模造品のようなものだろうか、詳細は不明。
--復刻で修正が入り、メギドラルから与えられたものではなく、インキュバスが拾った遺物ということになっていた。
-こちらも悪夢編同様、 ''復刻でシナリオ大幅修正''となった。
--悪夢編以上の大筋ごと変わる大修正であり、設定齟齬の解消と共にシナリオクオリティが最近のイベントと同等にブラッシュアップされている。
--三馬鹿がただのアホではなく、それなりに手強い相手として描写された。
しかし元のコミカルなケンカやミスによる自業自得の展開などもほどよく残されており、気軽に楽しめるシナリオとなった。
--また、完全に謎だったカスピエルの加入動機がしっかり描かれ、キャラストーリーとも繋がる内容になった。
-以下、復刻前のあらすじ。
#region(復刻前あらすじ(ネタバレあり))
悪夢編の続編。
アガリアレプトチームの失敗を受け、インキュバス、カスピエル、メフィストのチームが動き出す。
それぞれ強力な能力を持った実力者……のはずなのだが、三人揃うとチームワークは最悪。
メフィストだけが割と真面目に誘拐作戦をしかけるのだが、そのたびにソロモン一行に返り討ちにされる。
ちょっかいを出しては負けて逃走する三人組。ついに追い詰められ完全に敗北し、作戦は失敗となる。
ソロモンの強さに何か思うところがあったのか、カスピエルはソロモンの元に残ると言い出した。
残る2名はメギドラルへ……帰ろうにも帰り方が分からなくなるのであった。
#endregion
-イベントシナリオは現状読み返すことができないが、一部メインシナリオで回想として挿入される箇所が出てくる。
**上書きされた忠義 [#uf107fca]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
フライナイツに所属しているガギゾンは、功績を立て認められるために数々の非道な実験を繰り返していた。
その一つがメギドを幻獣に改造する実験である。
ガギゾンはブネのかつての部下、ブニに改造と洗脳を施し、ブネの元にけしかける。
かつては忠義に厚く真面目で優秀だったブニの豹変に驚くブネ。
//姿を見せたガギゾンが持つ機械による操作と見抜き、一行はこれを破壊。
何度かぶつかるうちに、ふと正気を取り戻すブニ。
ブニが操られていることを知った一行はメギドラルの非道に憤る。
再度洗脳を強めようと現れたガギゾンの操る幻獣を撃破。
脳に取り付けられた装置はユフィールによって取り除かれ、ブニは仲間に加わった。
#endregion
-ブニ加入イベント。
-ブネは部下を全て幻獣の餌にされたと言っていたが、ブニは難を逃れていたらしい。
そのせいもあってかブネは再会を喜んでいる。
-このイベントではイベント加入のブニ以外の新メギドが(敵として登場するガギゾン以外)登場しておらず、召喚等での実装もされていない。
そのぶんストーリーでは、本編キャラであるブネにスポットが当たっている他、他のイベント等では出演していないユフィールが出演している。
-本作も復刻で修正が入っていた。ただし大筋は変わらず、表現の変更と加筆のみ。
洗脳されたブニのぶっ飛んだ罵詈雑言の数々はカットされ、ブニの加入理由を補強する描写が増えた。
//時系列は白百合1章で確定のためコメントアウト
//--一同がブニが「幻獣を率いるメギド」であることに驚くシーンがあるため、幻獣を操る敵メギドと直接会うのはこれが初。
//他のイベントストーリーではサタナキアやインプなど幻獣を操るメギドが普通に登場しているので、時系列はそれらより前だと思われる。

**二つの魂を宿した少年 [#paf5bded]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
メギドラルにて法廷が開かれた。被告人はガギゾン。
ガギゾンが改造していたブニがソロモン王の配下に加わったことが確認されたことから、勝手にマグナ・レギオを抜けたことが分かっている他のメギドのヴァイガルド逃亡も幇助したのではないかという嫌疑かかっていた。
しかしブニとシャミハザ以外は確実に関わっているという証拠もないため、ガギゾンは釈放される。フリアエはガギゾンについて探るため、シャミハザの話を聞きにバカンスがてらヴァイガルドに赴くことを決めた。
ガギゾンは不利な状況を覆すため、フライナイツのコネを使い懲罰局のアラストールに仕事を依頼する。

ソロモン一行は幻獣に悩まされているとある町に立ち寄っていた。そこで傭兵くずれのチンピラを相手に暴れているシャミハザに遭遇し、仲裁に入る。シャミハザと宿主の少年ジルベールは山へ幻獣退治に向かうと言い、ソロモンは協力を申し出るが、シャミハザがそれを突っぱねて二人だけで山へ向かってしまった。
後から山へ向かった一行はシャミハザを探すフリアエと出会い、ガギゾンの情報を得る。その後幻獣に襲われフリアエとはぐれたところでアラストールと出会い、邪魔な山の幻獣を倒すため一時的に手を組むことになった。

頂上で幻獣を倒し、アラストールは手傷を追う。そこへシャミハザとフリアエが合流した。シャミハザを見つけたアラストールは傷をものともせずシャミハザに襲いかかる。ガギゾンの改造による幻獣化の力を用いたものだった。二者の争いを止めようとシャミハザへの攻撃を身を呈して庇ったソロモンを見て、ヴィータで唯一認めているジルベールに似た所があると感じたシャミハザは、ソロモンに協力することを了承する。暴走して完全に幻獣体となったアラストールを鎮めると、任務失敗を悟ったアラストールは一人になりたいと言って去っていった。フリアエは引き続きヴァイガルドで調査を続けると言い、いつかまた出会うことがあれば協力しようと約束した。
#endregion
-シャミハザ加入イベント。
-シャミハザのキャラストーリーはこれの前日譚、アラストールのキャラストーリーは後日談にあたる。
-復刻で恒例の加筆修正となった。
大筋は変わらないものの要所に重要な設定が追加されており、かなり印象の異なるシナリオになった。
--ガギゾンの嫌疑が違法改造と私刑追放から一部の(召喚可能な)メギドたちのヴァイガルド逃亡幇助に変わった。
裁判の内容がメギドラルの価値観と矛盾しない形になり、追放ではなくヴァイガルドに向かったメギドについての情報が増えている。
--ガギゾンの研究は大分進んでおり、既にメギドを幻獣化してヴァイガルドに侵入できるようにするレシピを公開している。
--行方不明になっているメギドとして、[[ニバス]]、[[バフォメット]]、[[ダゴン]]と並んで、未登場のメギド「アマゼロト」の名前が出ている。
//ベヒモス後編にシャミハザが居るためコメントアウト
//サタン派の実験は5章終盤だがベルゼブフ派とはやや反する派閥のため知らされていなかった、とするなら時系列は4章〜5章間くらいだろうか。
-ヴァイガルドを訪れたフリアエは、ヴィータ文化に馴染んだ「新世代」のメギドにとってはヴァイガルドは居心地が良くて当然だと感想を述べている。ヴィータ文化の影響で戦争を好まないメギドも増えてきており、自らヴァイガルドへ出てくるメギドが居てもおかしくない、とも。
--この後のイベントに登場するプロメテウス等思い当たる真メギドは少なくない。

**プルフラス・復讐の白百合 [#j59072e3]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
プルフラスは兄と慕っていたメギド、アシュレイの仇であるサタナキアを殺すためヴァイガルドへやってきた。サタナキアを追う最中、プルフラスはソロモン一行に出会う。警戒するソロモンたちにヴァイガルドに興味はないと弁明し、プルフラスは彼らを振り切って捜索を続ける。

ソロモンたちは王都襲撃を指揮している「目的意識」を持った幻獣を探しに森へと入った。
そこへ髪にメギドを宿した少女サラが現れる。奇妙な幻獣ブラブナを追うサラを怪しんだ一行は彼女の後を追う。すると同じくブラブナを追いかけるプルフラスと再会した。
ブラブナはサタナキアの作り出した幻獣の餌だとプルフラスが言う。それを知ったソロモンたちは王都襲撃と無関係ではないかもしれない可能性を考え、プルフラスに協力し、サタナキアを探すことになる。

サラを追った先でついにサタナキアと遭遇するが、サタナキアはサラを連れ去り逃げてしまう。
日が落ちて一旦捜索を中断し、一行は野営をすることに。眠れずに見張りを交代したソロモンは皆の元を離れて一人になりたがるプルフラスに気づいて追いかける。
プルフラスはかつて弱いメギドであり、同じく戦いを好まなかった兄とヴァイガルドに来たかったのだと言って泣いた。その未来を壊したサタナキアへの復讐のため、強さを磨いたのだと言う。ソロモンは「復讐を果たしたらその後はどうするのか」とプルフラスに問う。サタナキアを殺したら、プルフラスはもう強くなれないのか。プルフラスは考えてみると言い、話を聞いてくれたことにお礼を言った。
翌日、森の中でわざとらしく助けを求めるサラを発見する。髪のメギドはサタナキアに取り除かれていた。サラはサタナキアから受けた「森の奥の廃墟へ来い」という伝言を伝えた。

サタナキアとアシュレイはかつて親友と呼べる仲であり、共にハルマゲドンのためメギド幻獣化の研究を行なっていた。ところがある日、アシュレイがプルフラスを連れてヴァイガルドに逃げたいと言い出したため、サタナキアは幻獣化実験の被験体になればヴァイガルドへ行けると唆す。しかし実験は失敗、アシュレイは精神を蝕まれ、無断の実験を上層部に知られないようサタナキアは彼を始末したのだった。
廃墟で待ち構えていたサタナキアはアナキスを自分に使い、幻獣化実験の仕上げにかかる。一行と戦いながら徐々に力を増幅し、メギド体になって襲いかかる。しかし一行が気を引いている隙にプルフラスが磨き上げた技でアナキスを取り除くという策が成功しサタナキアは倒れる。
研究だけが生きがいだったサタナキアは、ハルマゲドンすらどうでもよく、ただ自分の研究を完成させることだけを目的にしているとプルフラスは看破した。プルフラスは自分の弱さを隠すためだけに復讐を望むことはやめ、サタナキアを生かす。そして研究を失ったヴァイガルドでアシュレイの死と罪を悔やみながら生きろと宣告した。
崩れる廃墟の屋敷から脱出した一行。ソロモンはプルフラスにこれからも一緒に戦ってほしいと言い、プルフラスは喜んでそれを承諾した。

サラから今後のことを尋ねられたプルフラスは、「世界を救う者を支援させる」という新たな目的をサタナキアに与え、これ以上悪だくみさせないようにすると語った。サラは幻獣に攫われて森に来たため帰り道が分からず、王都近郊の衛星都市へと向かった。不思議と身を守ってくれる「風の妖精さん」と共に……。
#endregion
-プルフラス加入イベント。
-時系列は2章半ば。
珍しく明確にメインシナリオの進行中に起こった出来事になっている。
--プルフラスとサタナキアは「海の見える場所にあったゲート」から来たがそれは「最近閉じた」とのこと。
明らかに港町リートゥスのゲートであり、閉じた原因を知っているソロモンは動揺していた。
-べリアル実装直後のイベントであり、同時実装されたプルフラス、サタナキア、サラは全て点穴キャラクター。
//-[[デザイナーだより>https://megido72-portal.com/entry/designer_dayori-20180613]]にてサタナキアは「皮を継ぎ接ぎした服」を着ていると明かされた。
//高木氏いわく「''誰の皮でしょうかね?''」
//-サラの髪に取り付いたアナキスはサタナキアが「アスモデウスの細胞」から作り出した物。
//元ネタの悪魔アスモデウスにはサラという女性に取り憑いて彼女の夫となった者を絞め殺していたというエピソードがある。
//--アスモデウスはアジトを訪れるようになったサラを気に入っているらしく、「保健教室」でサラを侍女のように扱っていることが窺えた。
//上記2項目、キャラクター図鑑ページの該当キャラのところで記述しているため、こちら側をコメントアウトしておきます。
-シナリオ未登場の上位メギド「プルトン」の名前が出ている。
-2019年1月に復刻されたが特に大きなシナリオ修正は入らなかった。
時系列が序盤で世界設定に関わる部分も少なかったためと思われる。

**紡ぎ紡がれし思い [#ie19e5c2]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
旅の途中である村に立ち寄ったソロモン一行。
そこで老いからか過去の記憶に囚われている老女に出会う。
老女はバルバトスのことを息子のヨハンと思い込み、バルバトスを強引に連れて行ってしまう。
バルバトスは病弱だったヴィータの母親の記憶と重なり放っておけず、しばらく老女に付き合うことにする。
老女は昔暮らした山の上の家へと出かけて行き、護衛がてらつきそう一行。
そこにあった思い出の品を見て老女は記憶を取り戻し、病弱だった息子を強く育てようとつらくあたった過去を告白して悔やんだ。
一行は数日老女の家で世話になった後、再び旅に出るのだった。
#endregion
-バルバトス配布(奥義レベルアップ)イベント。
シナリオメンバーの奥義レベルアップイベントに初めてシナリオがついた。
-バルバトスが生放送コメントなどでユーザーから度々ヨハンと呼ばれているのはこのイベントが出典。

**ソロモン王と秘密のアジト [#haed828d]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
旅の途中、一休みするためにキーを置いてポータルからアジトに戻った一行。
たまたま夕食当番がプロの料理人であるフルフルであったため、アジトには仲間が全員勢ぞろいしていた。
仕事や息抜きをして思い思いに過ごしているメギドたち。
そんな時、アジトに幻獣が侵入して騒ぎになる。
何故か開きっぱなしになっていたポータルを潜ると、キーを置いたはずの場所とは違う森の中。
森では守護者となる主の獣が不在となり、幻獣が蔓延ってしまっていた。
キーを動かしメギドたちを森に呼んだのはシャックスが連れているヒヨコのピヨピヨであり、
メギドに幻獣を倒させた後自分が主に収まる算段だったらしい。
ピヨピヨは森のフォトンを得て暴走するが、ピヨピヨと別れたくないシャックス他メギドたちにお仕置きされて野望はあえなく頓挫。
森の主には他の獣が収まり、シャックスもピヨピヨを連れて帰って騒動は収束した。

【シナリオ中で判明したアジト当番】
-ポータルの見張り、大幻獣監視
--交代制。サブナックからプルソンに交代していた。
-倉庫管理
--フォカロルが担当。在庫管理と収納。持ち込まれた物品は私物と武器以外全部提出。
-王都への報告書類作成
--フォラスが担当、主に図書室での作業。
-図書室の資料管理
--おそらくアンドロマリウスが担当。(図書室の常連と言われていた)
-家庭教師
--マルファスがブエル、アモン、キマリスの勉強を見ていた。
当番というかボランティアか。
-調理班
--当番制。
シナリオ中ではフルフルが当番だったが量が多いため料理の得意そうなメギドが総動員だった。
アイム、アミー、ウァラク、ウヴァルが参加。
---ウヴァルが「ジャガイモを狩る者」と呼ばれているのはこのシーンでジャガイモを切り続けていたのが元ネタ。
#endregion

-2018年7月2日のメギドの日に記念に開催されたイベントクエスト。
-時系列は不明。
ただ不死者が一人も登場せず、シバがお茶会を開くような余裕があることから、3章〜4章間辺りではないかと推測される。
-僅か3日という短い開催期間だったが、追放メギドたちがアジトでどのように過ごしているかが語られるイベントである。
-不死者組を除いた祖メギド総出演なストーリーであり、彼らの人間関係がどのようなものか知ることができる。
-「ポータルについてのあれこれ」
「追放メギドにはアジト常駐組と実家から通っている組がいる」
「アジトにやってくるショップのキャラバンは王都の密偵」
「素材の倉庫整理はメギドたちがやっている」
等々ゲーム的な内容とストーリーの整合が図られたイベントでもある。
-EXクエストは旅のメンバー5人をリーダーにしたパーティとの連戦。
それぞれ二つ名のようなクエストタイトルがついていた。
--EX1:熟練の人魚(ウェパル)
--EX2:ケタ違いの闘志(モラクス)
--EX3:歴戦の反逆者(ブネ)
--EX4:伝説の吟遊詩人(バルバトス)
--EX5:神を超える鳥頭(シャックス)


**死者の国の4冥王 [#p555b2e4]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
ぬいぐるみに占領されたという街に赴いたソロモン一行は、
その元凶たる「フォルマウスの4冥王」の名を冠するメギドたちと遭遇する。
魂なき軍団の王・コルソン、蒼海の滅王・ジニマル、死を紡ぐ策王・アマイモン。
彼らはメギドラルの中央議会と反目する勢力であり、かつてはガープもその一員だった。
彼らはガープを、ガープは彼らを互いに「裏切り者」と呼び、闘志を顕にする。

だがそれは中央議会の罠だった。
4冥王の力を恐れた中央議会は、その力を削ぐため情報操作によって
ガープと彼らを仲違いさせ、不意打ちのようにガープを追放したのだ。

激突の末に和解し、安心したのもつかの間。
誤解に気づき、アマイモンを止めるため奔走していたジニマルが、
大型の幻獣と混ざり怪物と化してしまう。
ジニマルが倒した幻獣の魂が行き場をなくし、ジニマルの仮初めの現身に入り込んだのだ。

一縷の望みを懸けてジニマルを倒すも、壊れた肉体は元に戻らない。
誰もが諦めかけた状況で、ソロモンはジニマルの魂を足がかりにメギドラルから彼女のメギド体を引き寄せ、召喚に成功する。
元よりソロモン王と同盟を結ぶためにヴァイガルドを訪れていた4冥王は、ジニマルの救出の恩もありソロモンに力を貸すことに決めた。
#endregion
-ジニマル加入イベント。
-時系列はかなり序盤、ソロモンの村の仇を討った直後。
マルコシアス加入よりも前と思われ、ジニマルはマルコシアスよりもメインメンバーとの付き合いが長いことになる。
-ジニマルの召喚演出は、会話中に挟み込まれる特殊なものとなっている。
-当イベントでの会話で、追放メギドたちがメギドラル時代の話をしないのは「戦ったことがあるかもしれないし、お互いに事情があるのであえて避けている」ためと判明した。
-復刻開催の際、EXステージ「約束の地」が追加された。
--最終面はウサギのヌイグルミ、ジンさん&サクラさん&ミミちゃんが可愛らしい見た目に反してえげつない攻撃力で襲いかかってくる高難度チャレンジステージ。ジズイベントのウサギダンサーズと同等の難易度であり、ユーザーからは「またウサギか!」と悲鳴が上がった。
メギド72のウサギは危険。
--「約束の地」にカーソルを合わせると、移動した''ソロモンが巨大化する''というバグが発生した。
足元からエネルギー波(?)を放ちつつ大地に聳えるモンモンは圧巻の威容を誇る。おそらく仲間たちのメギド体よりも優に大きい。
ゲームプレイには何の影響もなくただ面白いだけのバグだったため、ユーザーからはむしろ美味しいネタとして歓迎された。(OS等の違いで再現しない端末もあり、見られず残念がるユーザーも居た)
#region(参考画像)
&ref(./BigSolomon.PNG,30%);
#endregion
**届かぬ心・モラクスの願い [#md14a9ec]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
ソロモンの村の敵討ちの後王都を目指す一行。
途中、幻獣に襲われていたキャラバンの商人を助け、商人たちが特殊な布を使った水着を作ろうとしていることを知る。
それを聞いたモラクスは水着を手に入れたいと言い出した。
商人を護衛する代わりに水着を譲ってもらう約束を取り付け、布の産地へと向かう。
水着製作のために幻獣退治や仕立て屋探しと言った寄り道が続き、不穏な空気になる一行。
それでも絶対水着が欲しいと譲らないモラクス。実は自分のためではなく、旅立ってから休む余裕もなかったソロモンに息抜きをしてほしいという思いからだった。
モラクスの意図に納得した一行は、無事に手に入れた水着を着て束の間の休息を楽しむのだった。
#endregion
-モラクス水着スキン配布イベント。
-いわゆる水着イベントだが世界観を壊すことなく、シリアスかつ良い話にまとまっていた。
-ちなみに、ヴァイガルドの水着は通常ウール製らしい。
-バトルフィールドは水着スキンに合わせた青い空と砂浜が綺麗な海辺になっていた。
イベント限定の背景であり現状拝むことが出来ない。
-ダンジョンフィールドの形状はアルファベットになっており、繋げると「SUMMER」と読めるようになっていた。

**嵐の暴魔と囚われの騒魔 [#hbfe41f8]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
幼い少女ジズには獣の耳が生えていた。彼女はメギドであるがその記憶はない。
不吉であるとして両親から引き剥がされ、村を追われたジズは街や村を転々と彷徨う。
どこへ行ってもその姿のために迫害されたジズはメギド体に変貌、嵐の暴魔として街を破壊してしまう。

嵐の暴魔の噂を聞き調査を始めたソロモン一行は、
嵐に破壊されたある街でバフォメットに「再会」し、彼女からジズの事情を聞く。
行く先々で迫害されたジズはバフォメットの村にたどり着いたが、また逃げ出してしまったと言う。
バフォメットの話から、暴走したジズは歌を聞くことで落ち着き少女の姿に戻ることに気づいた一行。
各地で歌って回る「歌姫」プロメテウスを追いかけて移動していることが分かり、追跡する。
歌手を目指しメギドラルを出奔してきたプロメテウスはある街で軟禁されていた。
しかしプロメテウスは気にした風もなく、求められるまま歌の力で街を襲う幻獣を鎮めて追い返していた。
バフォメットが領主と交渉し、プロメテウスを解放させ、一行は彼女と共にジズの保護へと乗り出す。

荒野で発見されたジズは優しいソロモンに心を開き召喚に合意する。
しかし指輪を使おうとしたところ、召喚は出来ずジズは暴走してしまう。
ジズはフォトンに干渉すると暴走するように細工されたメギドラルの罠だったのだ。
悪辣極まる作戦にバルバトスすら声を荒げる。
ジズを殺すことも覚悟した一行。
しかしそれでも諦めはしない希望の心が連鎖して広がっていくのを感じ、
プロメテウスはそれを歌に束ねてジズに届けるため、町を見渡せる高台へと向かった。

ソロモンたちは嵐の暴魔となったジズを倒す。
そこで消えかけたジズだったが、どこからか響いてきたプロメテウスの歌が届いた。
ジズは助けてくれた人々を思い出し、ヴィータに戻ることができた。
プロメテウスはそのままどこかへと去った。バフォメットは街の復興を手伝うと言う。
ソロモンに無事召喚、保護されたジズは「信頼できる人」に見せるよう言われた手紙を開く。
そこには両親が王都で待っていることが記されていた。
#endregion
-ジズ加入イベント。
-時系列は3章終了後~4章開始前と推測されている。
-過去最も重苦しいと言って過言ではないシリアスイベント。
-なのだが、完全に初出のはずのバフォメットが何故か旧知の仲のような体で登場しており、ユーザーを混乱させた。バフォメットが「前作(※架空)」で登場していたとする大喜利などが流行ったがもちろん事実ではないので注意。
--ソロモン一行とバフォメットの「初対面」と「彼女の村をとある一国が占拠しようとした騒動」については、バフォメットのキャラストーリーの中で描写されている。
-シナリオとは無関係のバルバトス水着スキンがイベント報酬に並んでいた。
お値段なんと交換アイテム10000個。奥義レベルアップイベントでの本人の価格の倍だった。
--さすがに復刻時(2月)に再配布となることはなかった。
-「二つの魂を宿した少年」以降、メギド加入イベントで同時登場したメギドの性能は、同時期にメインストーリーで加入するようになったメギドも含めて高いシナジーを発揮するような性能になっていた。
しかしこのイベントでは、後日追加されたバフォメットのみスタイルも戦法もまるで違ったため、性能的にはイベント共演キャラとの関連性が全くなかった。
--ただしこの特徴は次の「傀儡の王と操られた花嫁」で加入したフラウロス(バースト)にも当てはまるため、このイベント以降は共演者全員が必ずしもシナジーを発揮するわけではなくなった、と考えた方が良いかもしれない。
//シナリオの不具合修正の件は賛否両論でネガティブな話題になるので記載していません。
-シナリオラストバトルのBGMはただでさえ人気の高い「化身舞闘」の良アレンジ。
聞ける場面が少ないのがあまりにも勿体ない。
-2019年2月に復刻された。シナリオに大きな変更はないが演出面で修正が入っている。
--ロールケーキの店の背景が民家内部と同じ物から店先の風景に変更。
--モブと完全に同じだった上位メギドの立ち絵がアドラメレクのものに変更。
--ジズの召喚演出のタイミング変更。
(初回はイベントシナリオ終了後、復刻後は4冥王イベントのようにストーリーに挟まる形)
---これにより、プロメテウスの歌をバックにジズが召喚される非常に感慨深い演出となった。
--ジズの耳やしっぽに対する仲間の反応が変化。
-ステージの名前にも注目。EXステージ含めて「不」から始まるネガティブな言葉で揃えられているが、シナリオが決着する5ステージ目だけは「不屈」とポジティブな言葉になっている。

**傀儡の王と操られた花嫁 [#v5b07b2a]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
王都から離れたパラデイ地方にある小国群で、行方不明者が続発する事件が発生。
襲撃後の復興で動けない王都勢に代わり、ソロモン一行が調査にやってきた。
既に壊滅していた町を調査していると、フォトンの詰まった謎の鉄人形を発見。
人形を壊すと中から少女ティアマトが出現する。
彼女はメギドラルの実験で人形に入れられ、ヴァイガルドへ送られたメギドだった。
一旦逃げ出したティアマトだったが、ソロモンを気に入り、その後ずっと静かに一行の後をついてくるようになった。

鉄人形を調査していた一行の前に、普段とは違う姿をしたゼパルが現れ、斬りかかる。
そこへゼパルの伝言により町に来ていたフラウロスも現れる。
ゼパルは過去の因縁の相手とケリをつけるつもりだったが逆に洗脳されてしまったらしく、人形を回収して逃げてしまう。
情報を求め次の町へ向かう途中の森で、一行は先に行ったフラウロスが幻獣に襲われていたところに遭遇する。
更にそこへゼパルが現れ、洗脳が解けたフリをしてフラウロスを襲い、致命傷を負わせた。
もはや回復の手立てがない傷だったが、突然ソロモンの指輪が反応。
フラウロスを「再召喚」することで救出し、フラウロスは新たな姿と能力を得た。

鉄人形を使ってフォトンを回収、ゼパルや行方不明者を洗脳して操っていたのは、小国の領主シャルルだった。
2年前からゼパルを欲しがり追いかけていたことと地位ある立場であることからメギドラルに目をつけられ、メギドラルの協力者とされていた。
体の一部を幻獣のように改造された影響で、ヴィータを操る能力を得ていたのだった。
ソロモン一行に追い詰められたシャルルは幻獣を強化する薬を飲み干し、完全に幻獣化する。
一行に倒されたシャルルは体が耐えられず跡形もなく消滅してしまった。
ゼパルは無事洗脳が解けて元に戻り、フラウロスを引きずりながら元気に帰っていった。
#endregion
-リジェネレイト体フラウロス配布イベント。
-時系列は2章直後。
人体改造による幻獣化実験がなされており、シャミハザ、ブニイベントとも関連があるかもしれない。
-結局語られなかったゼパルの因縁については[[フラウロス(バースト)]]のキャラストーリーで描かれている。
--[[ゼパル]]の召喚時セリフはこの出来事に関連しているのかもしれない。
-既存召喚キャラが中心となった初のイベント。
これにより、今後も新たなリジェネレイト実装などで既存キャラにスポットが当たる可能性が提示された。
--その記念すべき実装第一弾が公認クズキャラであるフラウロスだったことは大いに話題となった。
--事前情報になかったゼパルが''洗脳悪堕ち''状態で冒頭から登場する展開も話題になった。
--一方、新キャラのティアマトは「鉄人形の中に入っていた謎のメギド」で終わっている。
後に二つの魂を宿した少年(改訂版)でガギゾンと面識があったと触れられているが、詳しい経緯は現時点では不明。(2018年11月21日)
-イベント画面では専用の新曲が流れていた。
ジャズ風でお洒落な曲だが、入りのスキャットがどうにも「クーズ!」に聞こえると話題になった。
--まあ気のせいだろう……と思われていたのだが、次の「ハルマを夢見た少女」で「ハルマ、ハルマ、ハルマ」と直球の歌詞が入った曲が流れたことで「やっぱり本当にクズと歌っていたのでは」と疑惑が立った。
--アジト画面のBGMにも設定できる。
タイトルは「Lovable Debris!」、つまり「愛すべきクズ!」&color(gray){上記の疑惑はほぼ確信に変わった。};

**ハルマを夢見た少女 [#u0538d8c]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
エルプシャフト圏の最果てにある国、エンゲルシュロス。
そこにハルマに転生することができる「秘密の祭壇」があるという情報を旅商人から得た一行。
ハルマに転生するのが夢であるマルバスは、絶対に祭壇を探し出すと張り切っていた。
たどり着いたエンゲルシュロスの街は平穏だったが、実は幻獣の襲撃を受けており、騎士団が裏で食い止めていた。
マルバスと一旦別行動を取り、一行は幻獣退治に協力する。

一方、祭壇を探すマルバスは、この国の王女であるヴィネに声をかけられる。
ヴィネはマルバスの夢を叶えるため、祭壇捜索に協力すると申し出た。
街を探して回る中、二人はパイの店でクレームをつけている自称美食家メギドのダゴンに遭遇する。
戦争に興味がなく、ヴァイガルド中の料理を味わうためにメギドラルを出てきたらしい。
ダゴンはマルバスに上手く丸め込まれてクレームをやめ、去っていった。

どこを探しても祭壇は見つからず諦めかけるが、ヴィネが王宮から地下迷宮の地図を持ち出し、最後の望みをかけて探索に出かける。
人の悲鳴を聞き、幻獣が居ると知って焦った二人のところへ、ちょうどソロモンたちが合流する。
幻獣に襲われていたのは情報を流した旅商人だった。
商人は実は王都の密偵であり、秘密の祭壇を壊そうとしていたと明かす。
祭壇はかつてハルマが戦力増強のためヴィータを擬似ハルマに改造しようと研究した人体実験施設であり、幻獣たちはハルマの情報を求めて集ってきたらしい。
王都はハルマの信用を落とさないよう、その非道の記録を葬ろうとしていたのだった。

とはいえ、祭壇を上手く使えば本当にハルマになれるかもしれない。
しかしマルバスは「儀式に失敗してハルマになる手段がないと分かってしまうこと」を恐れていた。
本心を打ち明けたマルバスのことを、自分の心に向き合えるハルマ以上に気高く美しい人だとヴィネは断言する。
マルバスがその言葉を受け入れた時、「自分を変えたい」という強い思いに反応した指輪が青く光り、マルバスは再召喚によって天使のような姿に変身した。
実験は凍結されており、祭壇は働かなかったが、ハルマになる希望は捨てないと明るく言うマルバスだった。
#endregion
-リジェネレイト体マルバス配布イベント。
-時系列は不明だが、リジェネレイト現象を知っていそうな描写があるので傀儡の王以降と思われる。
-少女たちの友情と探検物語といった情緒あるイベントシナリオ。
醜いメギドの姿に劣等感を抱きハルマになるため努力してきたマルバスの内面描写や、
優しさと誠実さをもってマルバスともダゴンとも友だちになろうとするヴィネなど、
今回も既存キャラに対する深い掘り下げが行われた。
--マルバスに対してはプロフィール通りの「自分を美しいと思い込み根拠なくハルマだと主張する自己愛の強いイカれたメギド」という解釈をしているプレイヤーもいたため、
完全に真逆の「醜い自分に強い劣等感を感じている繊細な少女」という正体に衝撃を受ける人もいた。
(キャラストーリーで醜いアヒルの子の例えを出すなど、伏線はあったが)
-一方、新規登場メギドのダゴンは通りすがりにクレームをつけていく謎の人物で終わっている。
自作のメギドパイを振る舞うと言うダゴンをヴィネが王宮でのお茶に誘っており、友人?にはなった模様。
詳しくは引き当ててキャラストーリーを見よ…ということだろうか。
-イベント画面のBGMは新曲が当てられた。
--聞き取りづらいが「なりたい自分になれる」「今日から、明日から」等の歌詞が見られ、おそらくマルバスの心情が歌われている。
--神秘的な雰囲気が漂う曲だが途中に挟まる「ハ〜ルマ〜……」のインパクトが強い。
まさにハルマのテーマ。
--アジト画面のBGMに設定可能でタイトルは「『じぶん』になる」。

**怒れる勇者とプチマゲドン [#f8019172]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
ヴァイガルドには珍しく墓地が建てられているとある町。
そこには100年前に亡くなった少女が特殊な措置を受け、今も美しい姿のまま眠っていた。
その死者ローゼの遺体は町の人から慕われ大切にされていたが、ある日突然に姿を消してしまった。

ソロモンの旅に同行しているアスタロトは、どうにかソロモンとの距離を縮めたいと考えていた。
一緒に居たシトリーに妙案はないかと聞いたところ、食事会を開くことを提案される。
次に寄る街にいい店があると言うシトリーに準備を任せ、アスタロトは一行を食事会に誘った。
近くをうろつく何かから逃げ惑う幻獣を倒しながら街へ向かった一行。
街は小型の幻獣に襲われていた。
ただし幻獣の被害は酷いイタズラといった程度の幼稚な内容ばかり。
しかしシトリーは幻獣たちによって楽しみにしていた料理が食べられなくなってしまったことに激怒する。
ハルマゲドン阻止という大義のためでなく、料理を粗末にしたこの騒動の黒幕を絶対に打ち倒すという強い意志にソロモンの指輪が反応し、シトリーは再召喚を果たした。

幻獣に指示を出し様々なイタズラを行なっていたのは幼い少女の姿をしたメギド、インプだった。
追い詰められ、シトリーにお仕置きのお尻ペンペンをされるも、反省の色はない。
せっかく外に出れたからもっとイタズラしたい!と叫ぶインプだったが、一行の目の前で消滅してしまう。
そこへ別行動で聞き込み調査をしていたアスタロトが現れ、一行を墓地の小屋に導く。
そこにはインプそっくりの少女が眠っていた。
インプの正体は100年前に亡くなった追放メギドの少女ローゼである、とアスタロトが言う。
死の間際にメギドとして覚醒した後、おそらく同じ追放メギドだった医者の手によってフォトンを使った防腐処置を受けた結果、100年溜め込んだフォトンで一時的にメギドの力を取り戻したらしい。
その話を聞いてソロモンはしばらくインプをそのまま安置して様子を見ることに決めた。
シトリーもインプを許し、いよいよ皆で食事をするため街へ戻っていった。
#endregion
-リジェネレイト体シトリー配布イベント。
-ここまで死にかけたりなど劇的なきっかけで行われてきたリジェネレイトだが、
シトリーは食べ物の恨み怒りを力に変えるという食道楽な一面が強調された形となった。
理由は個々様々だが大きな心境の変化、意志の力という点では共通している。
--食にこだわる理由についてはキャラストーリーで掘り下げられている。
-また、リアルイベントでリジェネレイトの発表があったアスタロトが登場している。
ガチャ追加リジェネレイトキャラがイベントで先行登場する流れで固まってきているようだ。
-10月31日開始とあってハロウィンモチーフが見られる。
交換アイテムはファミリアンなどの小悪魔・オバケ系統のモンスターを形どったクッキー。
強化フォトンはジャックオランタン型になっていた。
BGMの曲調もどことなくハロウィンっぽさを感じさせる。
--ハロウィンはもともと祖先の霊が帰ってくる祭りであり、インプの設定やシトリーがクッキーを食べられずに怒りを覚える描写などメギドが悪魔であることを踏まえてハロウィンという文化がストーリーの随所に仕込まれている。

**呪いの指輪と猛き迅狼 [#m7c5ea76]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
どこかの荒野。あるキャラバンは訳ありの品を仕入れて以降、次々と不幸に襲われていた。馬車を走らせる中、空に浮かぶ赤い月が粉々に砕け降ってくる。破片と共に、荷台に巨大な狼が落ちてきた。しかし狼は一人の男に姿を変えた。

赤い月を破壊してからしばらくのこと、バルバトスの歌で旅代を稼ぎつつ王都へ向かうソロモン一行。途中、幻獣に襲われていたキャラバンを助けた後、ベヒモスと遭遇し戦う。ベヒモスは赤い月で尖兵として待機していたが、月が破壊されヴァイガルドに落ちてきたと言う。そこでたまたま居合わせたキャラバンの元で「番犬」をしているらしい。赤い月を壊した強い奴と戦いたいと言うベヒモスにソロモンは口ごもる。
キャラバンの馬車に乗せてもらい、一行は寂れた街トーターバウムを訪れる。その間にも頻繁に幻獣に襲われ、ソロモンはキャラバンの隊長ライオが持つ品を怪しんでいた。街では領主のフーゴがまさにその品を欲していた。屋敷に招かれたソロモン一行は隊長から買い損ねたその品を奪うよう依頼されるが断り、たまたま使用人として働いていたハーゲンティ共々屋敷を追い出される。

キャラバンは品の売り先を求めて隣街のクノスペに向かう。一行はそこで馬車を降ろされてしまった。街を襲う幻獣を退治していると領主のリシュに出会い、ソロモンの指輪を「呪いの指輪」と誤解される。呪いの指輪は古き血筋の末裔であるリシュと弟フーゴの一族に伝わる品で、封印されているはずのものだった。街の栄光を取り戻そうとしたフーゴが封印を破り、キャラバンに取りに行かせたのだった。フーゴは盗賊を使ってライオを襲い、指輪を強奪する。
幻獣を呼び寄せる危険な指輪を回収するため、トーターバウムを目指す一行。一方ベヒモスはハーゲンティが口を滑らせたことから赤い月を破壊したのはソロモンだと知り、一行を追ってトーターバウムに先回りする。ライオはフーゴへの怒りが収まらず、キャラバンもまたトーターバウムへ向かった。

フーゴは指輪の力を解放し、多量のフォトンを引き出したことで更に幻獣を呼び寄せていた。指輪の呪いで狂気に落ちたフーゴはそのまま幻獣に食い殺される。そこへ乱入したベヒモスは側に居た使用人の少年を助けた後、指輪を手にしてしまい暴走する。
駆けつけたソロモンが戦いながら声をかけるが届かない。ベヒモスを嫌いにはなれないと言うソロモンはどうにか呪いの指輪を取り上げようとする。
一方ハーゲンティは幻獣だらけの街に来てしまったキャラバンを守ろうと戦うが、負傷し倒れてしまう。まだ死にたくないという叫びにソロモンの指輪が反応、ハーゲンティは再召喚されソロモンの元に移動する。
ハーゲンティの協力をもってしても指輪は奪えず、ベヒモスを殺すしかないという結論になりかけたが、使用人の少年が止めに入ったことでベヒモスは「力が抜けた」と自ら正気を取り戻した。全員街から脱出し、街は溢れたフォトンの大爆発により吹き飛んで無くなった。

クノスペの街に戻った一行。街ではもうすぐ「降魔祭」という祭りが行われるらしい。
キャラバンは街を離れ、ベヒモスもしばらくキャラバンについていくと言った。「メギドラルという強敵と戦える」というソロモンの話に乗ったベヒモスは、呼ばれればいつでも力を貸すと約束した。ハーゲンティはライオから「宝の地図」を貰い、探検家になるのだと目を輝かせた。

平和になった街の片隅で、女性が突然現れたネズミに驚く。ネズミはトーターバウムに残されたはずの呪いの指輪を咥えていた……。(後編へ続く)
#endregion
-リジェネレイト体ハーゲンティ配布イベント。
-初となる前後編分割型イベント『BEHEMOTH』の前編。
前編だけでもシナリオのボリュームはなかなかのもの。
--尺に余裕があるおかげか、ハーゲンティのリジェネレイト描写も新キャラベヒモスの描写も不足なく盛り込まれている。
--モブキャラクターたちもかなりキャラが立っている。
キャラバンのその後の様子はベヒモスのキャラストーリーで知ることができる。
-時系列は3章〜4章間で、4章冒頭で言及されていた「赤い月に居たはずの純正メギド」ベヒモスが登場した。
-登場する街「クノスペ(Knospe)」は、ドイツ語で「つぼみ、芽」。
「トーターバウム(Toter baum)」は「枯れ木」の意。
-ステージBGMは戦闘シーンにも合いそうなストリングメインの勇壮で疾走感のある曲。
フィールド曲も同じテーマでピアノアレンジになる。ベヒモスのテーマだろうか。
**ドキドキメギドの保健教室 [#ld7ff89d]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
マルコシアスは悪夢を見ていた。
正義を成しているはずの自分が、ソロモンを殺してしまう夢を繰り返し見ていた。
ユフィールに相談するが体に異常はなく、疲れているのだろうと言われただけだった。
マルコシアスが出て行った後、ブニが診療室にやってくる。
ブネの「老い」を理解しておらず質問に来たブニに答えるユフィール。
メギドたちがいまいち自分たちの身体の仕組みを理解していないと知ったユフィールは、健康診断で集まっているメギドたちを集めて保健教室を開催することに決めた。
不死者と通常の転生メギドの違いや亡命メギドたちの状態の分類など、ユフィールの独自研究に興味を示すメギドたち。途中、ヴィータの体に押し込まれたメギドの不自由さを体感するためソロモンがカスピエルに縛られる余興?もありつつ保健教室は盛況のうちに終わる。
そしてユフィールは身体能力の検査をするため、全員幻獣たちとギリギリまで戦ってくるように命じるのだった。

ユフィールと助手のニバスによる愉快な健康診断が進む。
そんな中、この幻獣との戦いを悪夢で予知していたことを明かしたマルコシアスは、それを黙っていたことをアンドレアルフスに叱責される。異常事態じゃないかと心配されるが、それはリジェネレイトの兆候ではないかとアンドラスが指摘する。
かつて悪とはいえ同朋である他の追放メギドを殺害してきたマルコシアスは、その行いが本当に正義であったのか自分の中で揺らぎ、無意識に罪悪感を抱いていた。その葛藤がストレスになり、悪夢を見せていたのだった。
ソロモンを呼び、一か八かで再召喚を試みるマルコシアス。
しかし、まだ「変わりたい自分の姿」がはっきりしていなかったために、自分の中にある「悪」のイメージを具現化した姿「デビルマルコシアス」に変身してしまう。
それはぬいぐるみのような小悪魔の姿であるものの、寄ってきたジズを突き飛ばすなど立派な「悪」だった。
ソロモンたちは「デビマル」を倒し、その瞬間にもう一度再召喚をやり直すことを試みる。

夢の中で、マルコシアスは新しい姿を得たもう一人の自分の姿を見た。
目覚めた時には元どおりだったが、近々本当にリジェネレイトを果たせそうだと思われた。
一件落着かと思いきや、ポータルから侵入者が現れたとプルソンが報告に来る。
それは待てと頼んでも聞かないシバの女王とハルマたちだった。
同じくヴィータ体を取っているハルマもユフィールに見てもらい研究しようとやってきたのだった。
ブネとカマエルは挨拶のように小競り合いの喧嘩を始め、そこへ他のメギドやガブリエルまでも参加してドタバタ騒ぎとなる。
その呑気な戦争を目撃したインプは「理想のプチマゲドンだ!」と喜ぶのだった。
#endregion
-リリース一周年記念イベント。
-メギドの日同様、全てのキャラが総出演する豪華なシナリオ。
今回は不死者と実装済の真メギドも全員揃っている。
(ただしベヒモスだけは前編と後編にこのイベントが挟まる形となったので出演していない)
--必然的に6章以降ということになるがかなりほのぼのしている。正確な時系列は謎。
-今回も重大設定てんこ盛りの内容。
保健教室の名の通り、メギドの身体についてこれまで曖昧だった部分を全てユフィールが説明している。
--おそらく今後のメインシナリオでもこの設定は重要な意味を持つため、極力しっかり読んでおきたい。
-セーレやハーゲンティが「野外炊飯が得意そう」ということで料理班を任され微妙な物を作り出す、サタナキアからちょっかいをかけられたジズをかばったガミジンがダンタリオン始め子どもメギドたちから「お兄ちゃん」と呼ばれて慕われる、など通常ピックアップ召喚のキャッチコピーネタがシナリオに採用されていた。
(通称「トンチキピックアップ」の過去開催例は[[召喚(ガチャ)]]のページを参照)
-エクストラステージは各ステージ名が過去開催イベントタイトルになっており、イベント毎の登場キャラクターがメギド体も含めて勢揃いするボスラッシュ。
最後に待ち構えている最高難度のボスは記念すべき最初のイベントキャラであるキマリスだった。
--E1-1からE2-4まではステージ選択画面のBGMが当該イベントでのステージ選択画面の曲に変化。
プレイヤーが個々のイベントの思い出を聴覚的にも振り返ることができる演出がなされていた。
(E1-1とE2-4はイベントシナリオクリア前の曲。「ふたりでみるユメ」はE2-4ボスバトルで再生された)
--更にフィールド上のエネミーシンボルに触れるとダゴン・ティアマトとエンカウントする仕様だった。
どちらも初出シナリオでほとんど「通りすがり」として登場したキャラクター。
随所にネタの仕込まれたファンサービス特盛りのイベントだった。
**魔を呼ぶ狂気の指輪 [#d5ad7578]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
指輪事件からしばらく経ち、クノスペで降魔祭が行われる季節になっていた。「年に一度の恒例行事」だからと赤いドレスを纏ったシトリーがクノスペに出かけて行った。他のメギドたちもそれぞれ休暇を取っている。しかし指輪は未だ見つかっておらず、ソロモンは気を揉んでいた。居合わせたブネとアスタロト、暇にしていたダンタリオンとグラシャラボラスを引き連れ、ソロモンはポータルを使いクノスペへ向かう。クノスペには視察と称して、サミア王女ことヴィネも遊びに来ていた。

クノスペの路地裏にはネズミ型の幻獣が蔓延っていた。ネズミ幻獣がフォトンスポットである地下に集まっていることに気づきソロモンたちが調査に向かうと、そこでシトリーと遭遇する。毎年この時期になるとネズミ幻獣種がヴァイガルド中から集い、種の王を決めるという。シトリーは毎年街を訪れ、王として強力な変異体に進化する「ブラッククロース」が完全体になる前に討伐していたのだった。しかし呪いの指輪がフォトンを供給する影響で今年はブラッククロース化する個体が一体で済まず、シトリーは焦りを見せる。

一方、クノスペに来てすぐソロモンとはぐれたダンタリオンは迷子として預けられた孤児院で「里帰り」していたアモンと合流。その後二人はベヒモスを連れたライオと遭遇する。ダンタリオンはソロモン探しを諦めてそのままアモン共々キャラバンに同行することを決めた。キャラバンはフーゴの遺品から売れそうな物を回収するためトーターバウムを訪れる。
そしてアモンはライオが自分を虐待してきたかつての父だということに気がつく。フーゴの身代わりに飲まされた薬の影響で老人と見紛うほどに老いていたが、端々に出る暴力的な口の悪さから勘付いたのだった。ライオもダンタリオンからアモンが「リュカ」と呼ばれていたと聞き、彼が息子であると気づく。そこへ幻獣が現れる。一人キャラバンから離れて行動しているアモンに迫り、ライオはベヒモスとダンタリオンを連れ息子の元へ駆けつけ、間一髪ベヒモスが幻獣を倒す。過去を悔いていたと言うライオは償いのために身を削って「息子のための金」を貯蓄しており、その金をアモンに渡したいと訴えるが、アモンは当然激怒し、「殺す価値もない、自分で死ね」とナイフを突きつける。しかし新たに幻獣が現れ二人を襲い、ライオはアモンを庇って負傷する。

ソロモンはブラッククロースを次々生み出す呪いの指輪を止めるため、仲間たちを大量に召喚するという大技で指輪が持つフォトンを奪った。無茶な召喚のためにメギドたちの大半は空中に放り出されて降ってきた。広場で芸を披露していたニバスはそれをショーに仕立て上げ、住民たちは拍手喝采。万が一の際に避難誘導しやすくするため、人寄せとしてヴィネが考えた即興の催しだったが、図らずも大盛況となった。
逃げた残りの幻獣を追って森へ入るソロモンたち。そこでキャラバンを見つけ、隊長の傷からフォトンが流れ出し指輪に吸われているのを確認する。ソロモンたちは指輪を追って行き、残されたアモンは元父親と対峙する。死を前にしながら謝罪するライオに、アモンは「勝手に償ったつもりで死ぬな、生きて何十年と恨まれ続けろ」と叱責する。アモンは「リュカ」は死んだと言い、その名を完全に捨て過去を断ち切った。謝りたいなら死んだ息子に詫びていろ、と言うとアモンの身体が光を放ち始めた。

森の奥で「クリス・マウス」に進化した幻獣を倒したソロモンたちだったが、ネズミ幻獣の増殖は止まらない。そこでソロモンの指輪が青く光り、再召喚の時を告げる。ソロモンはアモンを再召喚することで呪いの指輪から最後のフォトンを奪い、指輪はボロボロになって崩れ雪のように吹き飛んで消えた。生まれ変わったアモンは「赤の他人」としてライオに別れを告げる。その後、役目を失った金で孤児院にプレゼントを配るライオの姿があった。
こうして事件は収束し、一行はアジトへ帰った。クノスペで楽しめなかった代わりにアジトで降魔祭を開催しようというヴィネの提案で、ウェパルやグラシャラボラスが準備に動き出す。
ソロモンは表に出て、思わぬ寒さに身を震わせた。空から雪が舞い始めていた。

【降魔祭について】
降誕祭ならぬ降魔祭。バケモノを退治したサンタに感謝を捧げ、そのお礼にサンタもプレゼントをくれるというもの。起源はなんとシトリーの幻獣退治。数百年前にまだ村だったクノスペを幻獣から救った際、名を名乗らなかったことから「雷光の騎士“サンダー”が村を救った」と伝わってしまい、それが転じて「サンタ」になったとのこと。衣装が赤いのは幻獣の返り血。物騒な由来である。シトリーはそれ以来毎年幻獣を倒しにやって来ているため、クノスペを訪れるサンタは紛れも無い本物。
なお「保健教室」より前の時系列に当たるため、シトリーが長命であることを知った他のメンバーは驚いていた。
#endregion
-前後編分割イベント「BEHEMOTH」後編。
高難度クエスト報酬としてシトリーのクリスマス衣装が配布された。
総出演とまでは行かないが、新実装キャラ以外にも多数の召喚キャラが登場している。
-夏の水着イベントに次ぐ明確な季節イベント。
マップには雪が降り、「降魔祭」なるヴァイガルド流クリスマスが開催されている。
--降魔祭の由来はあらすじの折り畳み内を参照。
季節ネタを上手く世界観に織り込みつつメギド得意のダジャレを炸裂させている。
--「魔物退治」の降魔だが「悪魔が降って来る」こととも掛かっている。
-イベント開始とほぼ同時にアモンのリジェネレイトが発表され、ストーリーもリジェネレイトに至る経緯を描く。
アモンの過去に絡む非常に深刻な話だった。
--守銭奴のライオやEXステージ名(「古」い街・「今」時森・「未来」洞)等「クリスマス・キャロル」を連想させる要素が見られる。
-キーアイテム「呪いの指輪」は「フォトンを大地から吸収し所有者に与える」「精神に干渉する」と明らかにヴァイガルド由来の物体ではなさそうな代物だが、それがどうしてヴィータの一族に伝わっていたのかは謎のまま。見た目もソロモンの指輪そっくりだが、関係があるのかも不明。

**悪夢を穿つ狩人の矢 [#x0aa9c00]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
アジトにて何やら不穏な独り言を呟いているアンドラス。再召喚の仕組みに興味を持ち研究しているが、考察材料が不足しているらしい。そこへ旅に出ているソロモンが帰ってくる。旅先の山で迷ってしまったため、狩人であるレラジェに協力を頼みに来たのだ。ポータルで戻ろうとするソロモンとレラジェに、観察したいからとアンドラスも同行を申し出る。

レラジェの狩人としての腕と経験で、あっという間に行く先の目処は立った。ただしすぐには山を出ず、うろつく幻獣を退治しておくことになる。しかし、フォトンスポットに居た幻獣の思わぬ強さに圧倒され、一時退散するとレラジェだけがはぐれてしまい召喚にも応じなくなる。
山には幻獣だけでなく、改造され凶暴になった普通の生物が跋扈していた。そんな中、改造されていない「普通の猫」が一行の元に現れ、シャックスが保護する。猫に導かれた一行はある建物を発見する。それは科学者メギドのネルガルが作った研究施設で、レラジェはここに匿われていた。

レラジェが召喚に応じなかったのは先程の幻獣に怯えていたためだった。あれは「逢魔」というもので、レラジェは過去逢魔に敗北したのだと言う。今回遭遇した逢魔は既に死体だったものをネルガルが見つけて改造した結果、制御不能になり手に負えず放棄したということらしい。ソロモンは逢魔を倒す代わりに生物の改造は止めるよう持ちかけ、ネルガルは同意する。レラジェは怯えながらもソロモンの期待に応えるため、誘き出した逢魔を射抜く役割を引き受ける。

ソロモンたちが囮として戦う中、緊張してなかなか弓を引けないレラジェ。ここまでずっと観察していたアンドラスは「どんな風に強くなりたいのか」とレラジェに問いかける。その問いと追い詰められていくソロモンたちの様子にプレッシャーを受ける中で、レラジェは自分が本当は「逢魔を倒していた」ことを思い出す。幻獣と戦うことに怯えていたのではなく、その時思いがけず発揮した自分の能力を怖れ、無意識に封印していたのだ。

ソロモンの指輪が青く光り、再召喚を果たしたレラジェは破邪の一撃で逢魔を射抜く。アンドラスはその様子を見て、元の形を一度「壊して再生」するのがリジェネレイトなのだと納得する。ネルガルは約束通り改造を止め、今後力になれることがあれば協力すると言った。

いつの間にか姿を消していた猫は人気のないところでヴィータの姿に変身した。猫の女王を名乗るグリマルキンは、ソロモンたちを使って動物たちの改造事件を上手く解決させられたことに満足して去っていった。
#endregion
-リジェネレイト体レラジェ配布イベント。
-フラウロスとマルバスのリジェネレイトに触れており、時系列は「傀儡の王と操られた花嫁」「ハルマを夢見た少女」より後。
-レラジェは「かつて幻獣に敗北したことで幻獣と戦うことに恐怖を抱いていたが、ずっとそれを誤魔化している(と自分で思い込んでいた)」ことが判明した。
--リジェネレイト前のレラジェは星6イラストで涙目になっている。
台詞にもキャラストーリーにも特にそういった描写はなく、涙の理由はずっと謎だった。
怯えたような涙目はこの設定に関係するものか。
-レラジェの他はアンドラスと新キャラのネルガル、グリマルキンが登場。
--アンドラスは再召喚の研究にはまっておりハイテンションでレラジェに同行してくる。
最終的に何か手応えがあった模様で、近いうちにアンドラスのリジェネレイトが出る可能性がある。
---イベント終了後、衝撃的な奥義モーションを引っさげて実装された。
--ネルガルは本筋に絡んでヴィータ体モデルも公開されたが、グリマルキンはほぼ顔見せのみだった。
-山で遭難しているのにアジトに戻ってきていることで混乱しやすいが、山の外の近所に別のキーを置いていない限りアジト経由で山から脱出することはできない。どうしても無理ならアジトに戻ってやり直すことになるがその場合元の場所へは歩いて行くことになるため、レラジェに依頼して問題解決を図っている。
--ポータルの仕組みについては「秘密のアジト」で語られたのみである上複雑で分かりづらい。
[[用語・設定考察>用語・設定考察#portal]]にまとめられているため参照されたし。
-ソロモンたちが逢魔に勝てず撤退して作戦を練り直すという珍しい展開が見られる。
敵を倒したが仕留めきれず逃す展開は多々あるが、「勝てない」となるのはレア。
-ステージ選択、フィールド、バトルのBGMがシームレスに繋げて流れる演出になっていた。(部分的にはシナリオBGMも同様に途切れず繋がる)
--レラジェが再召喚を果たす所までシナリオを進めるとステージBGMが「勝算の一手」に変化する。
最後のボスバトルはそのアレンジになっていた。

**夢見の少女が願う夢 [#i9c26488]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
行きずりのキャラバンから「町人全員が同じ悪夢にうなされる町」の噂を耳にしたソロモン一行は、
リリムの夢見の力を用いて事態を解決すべくその町へと向かう。
町人たちの夢を探ってみても外部からの干渉の痕跡は見られず、
ひとまず一行は現実も同時に探ることにした。

町は悪夢だけでなく食糧難にも見舞われており、
町長の息子アランと隣村の村長の娘エリスの結婚でもって食料配給を活発化させる計画が動いていた。
ところがアランには幼馴染にして想い合う相手フィオナがいた。
フィオナはエリスの親友でもあり、3人はそれぞれの幸せを考えながらも町人の皆のために望まぬ結婚を敢行しようとしていたのだった。

愛の伴わない結婚に反対するサキュバスと、皆を思いやる各人の意思を重んじるアガリアレプトの意見が対立する。
どちらの選択にも理があるものの、完全な幸せというには足りない。
今までのように夢を変えるだけでなく現実にも作用して、どちらでもない幸せな結末を目指したい。
そう願ったリリムはリジェネレイトによって新たな力を手に入れる。

力を活用して夢の中の怪物を捕獲したところ、悪夢の原因は町のフォトンスポットにあることが判明した。
フォトンが幻獣に吸い上げられ、フォトンスポットが上げた悲鳴が町人たちの悪夢という形で現れるとともに、
フォトンの枯渇による食糧難が起こっていたのだった。
幻獣を討伐すればフォトンも徐々に回復し、悪夢が鎮まると同時に食糧難も解決へと向かう。そうなれば望まぬ結婚も必要ない。
リリムの目指した「もう一つの結末」がそこにあった。
恋する2人の間だけで完結するものだけでなく、周囲の皆を思いやる愛の形もあると理解したサキュバスは、
リジェネレイトによって治癒の力を手に入れ、毒を持つ幻獣を退け殲滅に成功する。

結婚式当日、悪夢と食糧難の解決を伝えられたアランとエリスは、
結婚ではなくフィオナと3人手を取り合って町を支えていくことに決めるのだった。
#endregion
-リジェネレイト体リリム配布イベント。
-真メギド初のリジェネレイトとなった。
リジェネレイト現象は転生メギドと純正メギドの間で特に差はない模様。
--今回はイベントに先駆け誘拐事件組全員のリジェネレイトが発表されており、シナリオ中でリリム以外のリジェネレイトも描写されている。
-冒頭で新生グロル村について話しており、時系列は3章後。
-バレンタイン時期のイベントということで、去年の[[ソロモン誘拐事件・悪夢編>イベントシナリオ#tb420ff8]]で登場した3人組が活躍する、結婚にまつわるストーリーとなっている。
-ステージ選択BGMも内容に相応しく、レトロな恋愛映画を思わせるような三拍子。アコーディオンとピアノの旋律がお洒落。
-シナリオ中、サキュバスが夢を操作する場面では復刻誘拐事件で追加された「ふたりでみるユメ」が流れる。

**悪魔の勝負師と幻の酒 [#re832b63]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
一世一代の大勝負──とあるカジノにて、メフィストは全財産を賭けた大博打に打って出た。
しかし運は彼に味方せず、メフィストは多額の負債を背負ってしまう。
その返済の代わりに、今は失われた「幻の酒」の源泉、「琥珀の泉」を探すことになった。
メフィストはソロモンを連れて泉があるという千年樹の森を訪れ、かつて一族が酒造りをしていたというコンティ村の娘ロマネを案内役に、森を探索する。

森には酒の匂いを漂わせる幻獣が跋扈していた。
ロマネは自分の村もかつて同じ匂いのする幻獣に襲われ、村人は皆失踪したと言う。
ソロモンが幻獣に襲われかけた時、後を付けてきていたカスピエルが助けに入った。
その後増援としてインキュバスも召喚し、「男チーム」が三人揃う。
ハルマニア製の自動兵器マキーネをけしかけてきたロマネを慕う青年イワンも同行者に加えて一行は探索を続ける。

幻獣たちは千年樹の根にフォトンを集めるよう動いており、千年樹は根から幻獣や囚われたヴィータの養分を吸い上げていた。ロマネの村の人々もおそらく……。
途中で幻獣に攫われたロマネも木の根に囚われていた。
ロマネを救出した一行は木の根元に琥珀色の水溜りを見つける。
それこそが琥珀の泉であり、これを飲んだ幻獣は千年樹の意思に支配されるようになっていたのだった。
少量であれば問題ないと聞き、自分も飲もうとしたメフィストは誤って泉の中に落ちてしまう。
するとそこでメフィストは「千年樹の記憶」を垣間見た。

千年樹は荒れ果てた土地を蘇らせるためにフォトンを集め森の木々へ分け与えようとしていた。
そんな中、フォトンを含む琥珀の泉──千年樹の樹液に幻獣の死体が溶け込んでしまう。
フォトンに執着する幻獣の意思に影響された千年樹は必要以上にフォトンを求めるようになり、暴走してしまった。
変質した琥珀の泉がなくなれば千年樹は元に戻ると理解したメフィストは、琥珀の泉に火をつけ焼き払う。
炎上する琥珀の泉を飲み干し巨大化した幻獣を倒して、森には平和が戻った。

琥珀の泉は「幻の酒」の味とは程遠い物だった。しかし、幻の酒なら森の中に隠されているとインキュバスが言う。
見覚えがあると言うイワンの案内で酒樽を発見した一行。
それは30年前ヴァイガルドで活動していたインキュバスら三人が、メギドラルへ献上するためロマネの一族からくすねていたものだった。
メフィストは「幻の酒」で負債を返上しに……ではなくこれを掛け金に更なる博打に出ると言ってカジノへ向かった。

その後、アジトでソロモンがカスピエルと過ごしていた時、突然指輪が「青く」光った。
メフィストが賭けに負けて大変な目に遭っているのかもしれない。
ソロモンはメフィストを召喚しようと呼びかけた──。
#endregion
-リジェネレイト体メフィスト配布イベント。
-時系列は三章終了後の休暇中。
-酒がモチーフとなっており、話のメインも小ネタも酒尽くし。
--休みをいいことにブネ、ウァレフォル、ベリトが開幕からまた飲み比べをしている。
--モブヴィータの名前もドン・ペリーにコンティ村のロマネとそのまんま。
--ザコ幻獣の名前もキュール(リキュール)、ラーム(ラム)、スコッチャー(スコッチ)などなど、アルコールのもじりになっている。
-放火、唐辛子による目潰し、肩を貸すシーンなど、「ソロモン誘拐事件・逃走編」の''修正前''シナリオを彷彿させるシーンが(なぜか)多数入っている。
--放火と唐辛子については逃走編と逆に三馬鹿チームがケアする側に回っている。
--肩を貸すシーンの方はリジェネレイトしたメフィストのキャラストーリー内。
キャラストーリーは今回のイベントから地続きの物語であり、リジェネレイトの詳細についてもこちらで。
-カスピエルとインキュバスはリジェネレイト済みで登場。
インキュバスについてはリジェネレイトの経緯を描くキャラストーリーの一場面が挿入されている。
-メインストーリー終了時のメフィスト加入演出でまさかの''三馬鹿のキャラソン''が流れ始める。
その名も「俺らイケメン」。
--以降、イベント画面のBGMはこれに変化。ストーリー進行中のイベントBGMは追放されてしまう。
--ひたすら酒と女と博打に明け暮れるろくでなしフレーズの数々、それに反して三人の無駄に高い歌唱力が笑いを誘う。
//「頭が悪い」は字面がちょっとキツすぎたので変更しました。
---しかし三人のキャラストーリーを読みきってからもう一度歌詞を見ると……?
--今回はイベント前からアジトBGMに新項目が追加され、メフィストC加入と同時にアジトで流せるようになった。
ランダム設定にしているプレイヤーは出先で突然流れ出すイケメンに腹筋を破壊されないよう注意が必要。
--これまでに類を見ない曲だが、これも作詞作曲・寄崎諒氏(メインコンポーザー)とのこと。
([[ソース>https://twitter.com/moeko_vn/status/1105621797926400000?s=21]])([[ソースその2>https://twitter.com/hitsuji1_11/status/1105839316125868032]])引き出しが多い。
そのため、こんな曲でも例によってメインテーマ「ソロモン王の帰還」アレンジがしっかり盛り込まれている。
--歌詞についてはプロデューサーへのインタビュー記事内で公式に公開されたので[[こちら>https://www.inside-games.jp/article/2019/03/15/121103.html?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_campaign=twitter]]を参照。
//公式で出たので歌詞削除しました。記事がリンク切れになったら再掲載します。
--挙げ句の果てにカラオケ風PVまで作成、公開された。[[ここで見られる。>https://m.youtube.com/watch?v=gGUTS01thcY]]
-カスピエルが「30年前」に他の三馬鹿と活動しているシーンがあり、しかし三馬鹿と知り合ったのはヴァイガルドでの出来事であるため(通常カスピエルのキャラストーリー参照)、
その時代から姿が変わらない長命者かと思われたが、後に実装されたリジェネレイト体カスピエルのキャラストーリーにより、
前に一緒に活動していたのを''忘れていた''だけで、追放後に知り合ってからそれを思い出した、という流れが明かされた。
なのでカスピエルが長命者かは不明である。
--カスピエルは以前にも純正メギド→追放メギドと設定が変更されていることもあり、リジェネレイトを召喚しないと真実が分からずややこしい。
**キミに捧げし大地のソナタ [#t7ce52da]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
各地にポータルのキーを置きに回っているソロモン一行。バルバトスは一時別行動を取り、注文していた楽器を受け取りにテノルという街を訪れていた。ところが街には誰も居ない。そこへ現れた幻獣に不意を打たれ負傷したところ、黒髪の女性に助けられる。どこか含みを持った様子の彼女は「ソナタ」という偽名を名乗った。バルバトスもそれに応えて、知り合いの名前を拝借し「ストラ」と名乗った。

一方ソロモンたちは休憩のためにソプラという街に立ち寄るが、人が全く居なかった。一旦アジトに帰るとアリトンが出迎え、クロケルがソロモンの帰りを待っていたと言う。アリトンに世話されて眠っていたクロケルが目を覚ますと、幻獣に襲われている街がある言う。深酒して起きてこないブネとガープを置いて、シャックス 、ウェパルにアリトンが同行しクロケルの案内で至急その街へと向かう。

バルバトスはソナタがメギドであることを見抜き、彼女は自分は「サタナイル」というメギドだと明かした。死を嫌い音楽を愛するというメギドらしからぬ価値観を持った彼女は、フォトン集めの任務を課せられヴァイガルドへ来ていた。しかしヴィータを殺すことはせず、村や街から一時的に追い出して土地のフォトンのみ回収するという穏便な手段を取っていた。音楽の指揮棒を使い巧みに幻獣を操ることでヴィータを襲うことなく活動し、そんな彼女に憧れた部下のメギド、アリキノもベルを使って幻獣を操作できるよう訓練していた。その練習のために集めたフォトンを幻獣から取り出して携帯フォトンに詰める作業を引き受け、アリキノは人目につかない所へと移動していった。
バルバトスはそんな彼女をソロモンと戦わせたくないと考え、どうすれば衝突を避けられるのか頭を悩ませる。

ソロモンたちは森へ避難してきた楽器職人のストラに出会い、サタナイルというメギドが活動していることを知る。数日街から離れれば命は取らないと言われていたが、その後幻獣に襲われたらしい。一行はストラと共にテノルへ向かったが、誰もおらず、おそらく皆幻獣にやられてしまったものと思われた。一行はサタナイルを追って更に北の村を目指す。するとやはり避難していた人々が幻獣に襲われている所に遭遇する。
周りを統率していた幻獣を倒すとそれはヴィータの男の姿に変身した。村人を襲っていたのはアリキノだった。

致命傷を負って逃げるも、サタナイルの眼前で力尽きたアリキノ。サタナイルは大切な部下を殺された復讐に燃え、自らソロモンの元へ向かい、交戦する。バルバトスは彼女を守るため双方の説得を試みるが、そこへ突如、彼女たちが操っていた幻獣が現れサタナイルを襲撃する。死んだはずのアリキノがサタナイルに反逆し、攻撃を仕掛けてきたのだった。
アリキノは弱いメギドであり、サタナイルに拾われたことで彼女に憧れを抱くようになった。ある時アリキノはサタナイルを侮辱した下級メギドに食って掛かり、返り討ちで死亡してしまう。しかしアリキノは蘇った。フォトンがある限り復活できる不死の能力を持っていたのだ。サタナイルの理想は机上の空論であり、結局は力ある者が勝者となるのだと諦観してしまったアリキノは、サタナイルに従う振りをして裏でヴィータを殺していた。

幻獣を操りながら襲ってくるアリキノに苦戦する一行。しかし、なんとか立ち上がったサタナイルの助言により、クロケルの持つベルの音でアリキノの指揮を妨害し、撃破に成功する。何度でも蘇れると慢心していたアリキノだったが、土地のフォトンは自分が奪いつくして既に枯渇していた。サタナイルの「指揮」に従い、バルバトスは魂を大地へ還す歌、「大地のソナタ」の旋律を奏でる。「サタナイルさま」と今際の言葉を残し、アリキノの魂は散り散りになって消え去った。

メギドラルに帰ってアリキノの件を報告し責任を取る、というサタナイル。メギドラルはもはやキミを必要としていないだろうとバルバトスが言っても、サタナイルはメギドラルを愛しており、救いたいのだと言う。しかし、ソロモンたちもメギドラルを滅ぼしたいのではなく、ハルマゲドンを阻止するため、そのありようを少し変えたいだけなのだと聞き、それならば一助になりたいと、サタナイルはソロモンの軍団への加入を申し出たのだった。
#endregion
-サタナイル加入イベント。
-時系列はかなり遅めの6章冒頭。49話冒頭のシーンが回想に入っている。
バルバトスRのキャラストーリーと合わせて49話・冒頭〜1の出来事か。
-今回は音楽がモチーフ。
--街の名前は「ソプラ(ノ)」「アルト」「テノ(ー)ル」。
幻獣の名前も「オラトリオ」など音楽用語が使われている。
--フィールドマップも音符型になっていた。
-しれっとリジェネレイトしたクロケルが登場している。
召喚実装でのリジェネレイトが増えているのを受けてか「知らない間にリジェネレイトしてる人が増えている」とマルコシアスがこぼしている。
-同行しているアリトンが森のど真ん中でティーセットを展開し始める場面が描写された。
勝利モーションで突然紅茶を淹れ出すが、本当に全部持ち歩いていたらしい。
-ベヒモスの勝利モーションでシャックスが棒を投げていることにも言及。
どうやら勝利モーションは単なるイメージではなく各々実際にやっていることのようだ。
-「召喚を断る」展開に合わせてシナリオ進行中バルバトスが編成に組み込めない演出があった。
--むしろシナリオで活動していた姿はリジェネレイトだったのだがこちらは編成できた。
実装したてで引けたのに使わせてもらえないユーザーが出ないようにとの配慮だろうか。
-ステージBGMは悪魔の時計で流れる「追憶の72柱」のアレンジ。
ピアノメインの原曲に対して低いトーンのストリング曲に。
--主旋律は作中で流れる「大地のソナタ」と同じ。
-サブキャラクターのアリキノは、汎用モブのグラフィックでありながら終盤での豹変ぶりと真意の掴めない意味深な台詞の数々でプレイヤーに強烈なインパクトを残した。
--タイトルの「キミ」はアリキノのことであり、モブメギドがイベントタイトルの主題になるのは異例。
--アリキノ戦の曲はイベントボスには珍しく汎用ボス曲だが、曲名が「誰がために戦う」とこれまた意味深である。

**その交渉は平和のために [#n9e1d221]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
大きな戦いが一段落し、束の間の日常を過ごしているソロモンたち。
王宮直々の依頼を受け、王都均衡の哨戒を行っていた所、純正メギドの交渉官ヒュトギンに出会う。
ヒュトギンはソロモンと協力したいという彼の主マラコーダの命でヴァイガルドへやってきていた。
元々ヒュトギンと知り合いだったバラムが詳細を聞き出したところによると、マラコーダは現在のマグナ・レギオ上層部の方針に不満を持っており、いずれメギドラルへ侵攻してくるソロモンと手を組んでこれを打倒したいという考えらしい。マラコーダはメギドラル内にソロモンの拠点を作る手引きをすると申し出ている。

ヒュトギンは今ヴァイガルドにはメギドラルの密偵が潜んでいると言い、交渉に応じるならその居場所を教えると言ってきた。密偵と聞いては放っておくこともできずそれに応じると、密偵はエルプシャフト領のトーア公国に居るとヒュトギンは言った。
トーア公国にはエルプシャフト王が訪問している。急いで現地へ向かうソロモン一行。行き道で帰路についていた王に出会い安堵するものの、トーア公国が独立したい考えであることを聞く。トーア公国は王都の関係者を立ち入り禁止にしてしまったため、シバの手で王都民として登録されていたソロモンも入れないだろうということだった。

ヒュトギンは武力自慢の公国騎士団が訓練のため幻獣を搬入しているという地下洞窟を知っていた。そこから潜入するとちょうど騎士たちが訓練しており、そこには画家としてトーア公に気に入られている密偵バールゼフォンと、騎士団にスカウトされたストラスも居た。バールゼフォンと軽く交戦し話をしたところ、自分もいい加減飽きているので密偵は止めると言う。とはいえ流石に口約束では不安だとソロモンが躊躇していると、ヒュトギンが交渉して彼をトーア公国から連れ出すと言った。

しかしヒュトギンはトーア公と結託していた。そもそもトーア公に独立を焚き付けたのはヒュトギンだった。トーア公はソロモンを捕えて指輪を支配下に置き、エルプシャフトに対抗する力を得ようとしていたのである。ヒュトギンは幻獣を広場に放ってソロモンたちを待ち構えていた。ソロモンと本気で戦うためだった。
ヒュトギンは、自分かソロモンどちらかが死ぬまで戦いを止めないと言う。交渉はまだ始まっておらず、マラコーダはソロモンがマグナ・レギオの上層部に対抗しうるだけの実力と冷酷さを持っているかどうか値踏みしているというのだ。
しかしソロモンはヒュトギンを殺さず、その上で交渉もしてもらうと断言。
「もうすぐ仲間になってくれる予定のメギドに、そういうことが得意なヤツが居るから」との言葉に笑ったヒュトギンはその期待に応えて召喚に同意し、ソロモンの代理人としてマラコーダと交渉することを約束した。

交渉の件は収まったが、独立に本気なトーア公が武器商人から購入したマキーネを持ち出してくるとバールゼフォンが警告に来る。ソロモンたちはマキーネを操るトーア公を撃破し、自爆に巻き込まれかけたトーア公をバールゼフォンが救出する。
トーア公が負けを認め諦めると、独立の話はあっさりと消滅した。臣下たちはあくまで王都を守る砦を務めることが公国の伝統であると考えており、王都と通じてトーア公の野心を折るために芝居を打っていた。王都へはヒュトギンがこの一連の作戦をあらかじめ伝えてあり、最初から何もかもヒュトギンの掌の上で動いていたことだった。ヒュトギンはソロモンに召喚されることまで読んでおり、そうなった時に王都側とトラブルにならないよう事前に計画してあったのだった。

ヒュトギンはトーア公国の交渉官として残り、ごたついた国内の整理に協力すると言う。バールゼフォンはヒュトギンの頼みでマラコーダの元を訪れ、事の顛末を報告した後ヴァイガルドへ戻った。作戦に巻き込まれる形で騎士団に入ったストラスは、一連の事件の中で騎士として友人たちの日常を守りたいという気持ちが芽生え、そのまま騎士団に残ることを決めた。
#endregion
-ヒュトギン加入イベント。
-サタナイルがすでに加入しており、戦いがひと段落ついたので旅に出たいと申し出ている。
大地のソナタに続き6章以降の時系列。
-ウェパルはラッシュの姿で登場する。
説明が面倒だし''知らない人もいる''ので昔の服に着替えた、とのこと。
--メインシナリオを進めていないプレイヤーでも参加できるイベントで6章以降の話をどう扱うか……と思いきや突然のメタ発言である。
ただし6章中でも事情を知らない相手に説明するかどうか躊躇うシーンがあるため不自然ではない。
-エルプシャフト王の個人名が「フラム」と判明した。
--メイン序盤から登場する人物だがずっと「王さま」以外の表記が存在していなかった。
実にリリースから1年以上経って初めて名が明かされたことになる。
-フィールドマップは左右対称形になっていた。
これまでの例に比べてモチーフは分かりにくいが、メギド質問箱によれば芸術を意識したとのこと。
--バラムが「とんとん拍子に話が都合よく進みすぎている」と現状を疑った直後のマップだけは階段状になっていた。
トントン拍子に引っ掛けたのだろうか。
-ヒュトギンの「仕込み」が次々に現れ、状況の意味がどんどん変わっていく複雑なシナリオ。
しかも仕込みはイベントシナリオのみで全てではなくヒュトギンのキャラストーリーに続く。

**見習い女王と筋肉の悪魔 [#f027817a]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
トーア公国の騒動を片付け、アジトへ戻ってきたソロモンたち。
そこへ珍しくウァプラが現れた。自分の治める領地の森で動物たちが不審死していることについて調査したいのだと言う。領主なのに人手を用意できないのかとブネに問われるウァプラだが、ヴィータ嫌いが高じて領民には一切顔を見せておらず使用人も一人しか居ないらしい。それに加え動物の被害の尋常でない様子から幻獣が絡んでいる可能性も高いと言い、ソロモンは調査に同行することを承諾する。
疲れたというウェパルとバラムを置いて、代わりに興行を終えてアジトに顔を出したザガンと、モラクス、ブネ、バルバトスと共にソロモンはウァプラの領地へ向かった。

森では「蜂の巣」にされた動物の死骸があり、確かに異常が感じられた。しかし犯人は素早く、なかなか尻尾を掴めていないのだとウァプラが言う。そんな中、牛の悲鳴を聞きつけ一行が駆けつけると、その牛を追ってきた少女マルチネに出会う。マルチネはウァプラの領地にある小さなムッカ村で、両親が遺した牧場を営んでいた。襲いかかる幻獣を倒し、ウァプラとザガンはマルチネを村へと送り届ける。
残った一行は森の中で動物と戦っていた謎の純正メギド、ハックに出会った。かつてはハルマゲドン推進派だったと言うが今は興味がなく、自ら考案した格闘技「ヴァイクラチオン」を普及させんとヴァイガルドへやってきたらしい。犯人ではなさそうだが純正メギドであるため、疑いを晴らすためにも調査に同行するようソロモンが要請し、ハックはそれに応じる。

皆で調査を進めるうちについに姿を見せた「獣殺し」は「マルチネ」というメギドのメギド体そのものであり、かつてマルチネを部下に従えていたハックは愕然とする。マグナ・レギオに反逆し追放されたマルチネを案じ、マルチネがヴィータになっていても戦えるようにと生み出したのがヴァイクラチオンだった。メギド体で暴走しヴィータを殺めてはいくらソロモン王が寛容でも許されまいと感じ、マルチネを再び失うのかとハックは一人嘆いた。

一方、牛飼いの少女マルチネは使者パイチェによって強引に王都へと連れていかれていた。マルチネの母は王族の遠い血筋であり、マルチネにはシバの指輪を扱う適正があった。アミーラに何かがあった時の保険としてシバの指輪を使える「予備」の女王候補をガブリエルが探しており、マルチネも候補の一人として見つけ出されたのだ。
しかし調査の末王都にたどり着いたソロモンから「獣殺しのメギド」と「さらわれた少女」の名前を聞いたガブリエルは、カマエルを同行させマルチネをムッカ村へと送り返した。

「シバの指輪を扱える追放メギド」という危険な存在を許容することはできない。カマエルはマルチネを処分する役割を背負わされていた。とはいえまだメギドという確証が得られている訳ではなく、接する程に善良だと思える少女を処分することに抵抗を覚えたカマエルは葛藤する。
そこへ「獣殺し」が現れた。それは追放された際に引き剥がされたマルチネのメギド体であり、幻獣の魂を注入する改造を施された実験体だった。メギドラルの理術研究院から逃走してヴァイガルドへ紛れ込んだのだ。本来の魂であるマルチネを追いかけていた実験体は、ついにマルチネを内に取り込んでしまう。
マルチネを追ってムッカ村に戻ったソロモンたちに、外側の実験体だけを殺して取り込まれたマルチネを救い出せとカマエルが叫ぶ。ハックはマルチネを救うためソロモンに自分を召喚するよう申し入れる。フォトンを受け取ったハックはその高い技術を駆使し、マルチネを傷つけないまま見事実験体だけを破壊した。

これで一件落着かと思いきや、ガブリエルが現れる。やはりマルチネを処理しなければならないと言うのだが、メギドの魂が覚醒したマルチネはシバの指輪を扱えなくなっていた。カマエルの説得もあり、マルチネをどうするかは判断保留としてハルマたちは王都へ戻っていった。
その後マルチネはハックの鍛錬を受けつつ、破壊された牧場を復興した。何故か「領主様」が資金を出してくれたらしい。一方、とある領主の屋敷には注文された「牛乳」が届いた。今まで牛乳などほとんど飲んだこともないのにどういう風の吹き回しなのか、と首を傾げるたった一人の使用人をよそに、領主はそれを口にして「うまいじゃねぇか」と呟くのだった。
#endregion
-ハック加入イベント。
-時系列は一つ前のヒュトギンイベントの直後。6章以降の話が続いている。
--シトリーRのキャラストーリーのみに登場していたメギド8魔星マモンが姿を見せた。ガギゾンも久々に登場している。
本筋は誰でも読める内容だが、細かく6章以降のシナリオ補足が入っている。
-タイトルのトンチキ感からどんなギャグイベントが来るのかと思いきや、蓋を開ければ議会の描写に始まり指輪所持者のリスクやハルマとメギドの軋轢、それに抗おうとする一行、ハックとマルチネの師弟愛が描かれた重厚なシナリオであった。
-「マルチネ」という名前はヴィータ名としても不自然ではないがやや古い響きであるらしい。
逆に当世でよくある名前として「ミハエル」「スヴェン」「シヌーン」が上げられていた。
//シヌーンだけ強調する意図が分からないので修正しました
--三つとも既存のキャラストーリーで登場している名前。
ミハエルはプルソンの親友、スヴェンはレラジェに挑んできた自称最強の弓使い、シヌーンはベレトに関わった盗賊。
--イベント中にもその名を持つ三名が登場する。
それぞれ「一人で逃げたミハエル」「コラコラ言うスヴェン」「逃げ遅れた用心棒シヌーン」。
ミハエルとシヌーンの境遇は微妙に上記のキャラストーリーとリンクしている。
「コラコラ言うチンピラ」はベヒモスイベントに登場したライオ隊長に絡むチンピラが初出だがここで再利用された理由は謎。弓使いのスヴェンは特にコラコラは言わない。
-ステージ選択BGMはコロシアムで流れる「己の名を賭けて」のアレンジ。
ストーリークリア後にはボス戦で使われた「化身舞闘」のプロレス入場曲風アレンジに変わる。
--このアレンジ自体はカッコよく熱い仕上がりになっているのだが、ご丁寧にハックによる''前口上''の読み上げまで入っている。
召喚直前、シナリオパートのラストではこのBGMに合わせて口上の文章が表示される演出がされた。
しかしこの前口上自体はシナリオのパートボイスではなくBGMに含まれており、イベント画面に移動するたび毎回熱い口上が響くことになった。
---ただし文章の表示速度はシナリオの表示速度に依存していたため、中速以外だとタイミングがズレてしまっていた。
---タイトルは「志操堅固の大胸筋」。
後日アジトBGMに入り、思う存分アジトで満を持せるようになった。
-シナリオ中の一部ステージでは状況に合わせてザガンとウァプラがゲストとして編成に固定される演出があった。
--召喚育成済みのプレイヤーでもレベル、進化度は指定の物に変化する。
未召喚のガチャ排出メギドをお試しで使用することができる初めての試みだった。
-EXステージは2対2のタッグマッチ形式となっており、ペアでチームを組んだ様々なメギドたちが独特なチーム名とともに登場する。
性能的なシナジーや、各種ストーリーでの関わり、メギド体・ヴィータ体の形に共通点のある組み合わせが見られる。
組み合わせの一覧は以下の通り。
#region(組み合わせ一覧)
-「エンペラーウルブズ」ベリト、ベヒモス
--どちらもトップスは前を開けたコートのみ、ボトムスは極めてローライズと露出度の高い格好。
-「ララバイガールズ」リリム、グシオン
--スキルで睡眠状態を発生させられる2人。
-「ペインメーカーズ」バティン、アンドラス
--毒と回復が得意。医療者としてストーリー上の関わりもある。
-「ディザスターキティ」ジズ、アイム
--突風&火ダメージ。メギド体またはヴィータ体に猫の意匠がある。
「災厄」の方は暴魔の一件と議会場クラッシャーから来ていると思われる。
-「ノーブル&バトラー」アリトン、ウァサゴ
--貴族と執事という高貴な組み合わせ。
-「サンダースピアーズ」シャミハザ、シトリー
--雷攻撃を得意とする師弟。
-「ブラブナラバーズ」サタナキア、プルフラス
--点穴を扱う2人。復讐者とその仇でもある。
-「ミラクルハーモニー」クロケルR、バルバトスR
--協奏を扱う2人。同じイベントで活躍。
-「レイジングブライド」ベレト、ゼパルC
--バーサークを扱う2人で、ヴィータとしては同い年。
-「ハーレクイーンズ」アンドロマリウス、ニバス
--強力なスキルアタッカーとスキル強化サポーター。
-「ジャスティスブルズ」マルコシアスB、マルチネ
--チェインを扱う2人。
-「マッスルレンジャー」ウァプラ、ハック
--強力な列攻撃アタッカーとノックバックによるサポーター。
#endregion

**悪魔の塔を攻略せよ [#z9a87fce]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
平和なある日のこと、シバの女王はポータルを使いメギド72のアジトを訪ねた。ソロモンを探しに来たのだが、何と彼はポータルのすぐ側に沈んだ様子でうずくまっていた。メギドたちは全員メギドの塔へ探索に出かけており、塔に入れないソロモンは一人、仲間なしには役に立たない自分に落ち込みながら皆の帰りを待っていたのだ。呆れたシバは元気を出すようソロモンを諭し、気分転換にと王都の城下町へ連れ出した。

二人が市場を見て回っていたところ、王都の中にも関わらず突如幻獣が出現する。緊急事態のためソロモンはシバの指輪の力も借りて一気にアミー、グシオン、フェニックス、ラウム、そしてバルバトスを召喚、応戦する。しかしそれは見かけに反してあまり強くはない幻獣だった。ソロモンは更にアラストールを召喚し、一行は逃げた幻獣を追った。

アラストールが探知して辿り着いた市場で、バルバトスによく似たヴィータと遭遇する。バルバトスはそれが先程の幻獣であり、民話にも出てくる擬態能力を持った生物「フェルシュング」だと見抜いた。幻獣の一種らしいとはいえフォトンを食わず、市場で盗み食いをする程度の悪さしかしていない上バルバトスの姿をしたフェルシュングを仕留めることに躊躇するメギドたち。仕方なくバルバトス自身が銃口を向けた所で、フェルシュングは他の幻獣を呼び寄せ逃げ出した。

幻獣を食い止めるラウムたちを置いてフェルシュングを追跡するソロモンとバルバトス。
大きな罪はないものの幻獣を地下に匿っていたらしいフェルシュングを見逃すことはできず、ソロモンはまたシバと協力してウァレフォル、ウヴァル、オセ、グレモリー 、フルカスを召喚し、これを撃破した。
騒動は収束し、ソロモンはまた遊びに来ようとシバと約束を交わす。そこへ塔からメギドたちが帰還し皆でアジトへ戻っていった。
#endregion
-2019年のメギドの日記念イベント。
-イベント報酬は初期メンバー最後となるバルバトスの専用オーブ「フェルシュング」。
--意味はドイツ語で「偽物」。
--何やら難解な技名「狂瀾を既倒に廻らす」とは圧倒的な形勢不利を元の状態に押し返すこと。
70%という驚異の回復率で味方単体を蘇生させる破格の性能に相応しい。
-恒例の実装済みメギドを全員登場させるシナリオのため時系列は6章終了後。
6章の内容にもかなり踏み込んだ話をしている。
-メギドの塔についての設定と、探索中のメギドたちの様子が明かされた。
--塔の仕組みについての考察は[[用語集>用語集(その他)#MegidoTower]]を参照。
--傷ついた仲間は前線から下がらせ死亡者が出ないようにしている、負傷者はキャンプを作って前階層に残る、狭い塔内で戦うためヴァイガルドの古い隊列戦術を用いて進軍している、など探索中の様子が細かく描かれていた。
---狭いのでぶつかりにくいように戦闘スタイルの近いもの同士で並んだ方が良い、などシステム面とのリンクも完璧。
--食事休憩後に余興として手合わせ(賭け有り)などしていたり、こっそり宝箱の装飾をひっぺがそうとする組が居たり、割と楽しげに過ごしていたりする。
-今回もトンチキピックアップネタが炸裂した。
--通常一人ずつ行う召喚を数人まとめて行うため、統一したイメージで連想するようシバからアドバイスを受けたソロモンが思い浮かべたのが何故か「たぶん親孝行なメギドたち」。
--同時に呼ばれたが塔探索隊長だったため召喚を耐え抜いてしまったボティスと我慢できずにあっさり召喚されてしまうアラストールは「耐える女と我慢できない女」。
--更にかの「キューティーヴァイオレンスナンバー5」まで登場した。
これはバラムがノリで名付けた上どこかでソロモンに吹き込んでいたらしいユニット(?)名となっていた。
---本来のピックアップ名は「キューティー''ヴァ''イオレンスナンバー5」だが、本イベントのテキストでは「キューティー''バ''イオレンスナンバー5」と表記ゆれしている。
-メギドの塔の話なのでステージBGMは当然「常しえの古塔」。
--シナリオで明かされた設定を見ると納得の曲名。
-EXステージはバエルを除く不死者との5連戦。バエルは道中に出現する。
ステージタイトルがそれぞれ曲名になっており、戦闘中はその曲が流れた。
--EX1パイモン:己の名を賭けて(コロシアム)
--EX2ベレト:魔王逆鱗(ベレト戦)
--EX3ベリアル:死生の彼岸(パイモン、バエル、ベリアル戦)
--EX4バラム:龍虎激突(バラム戦)
--EX5アスモデウス:混沌より愛をこめて(アスモデウス戦)

**忌まわしき「蒼の組曲」 [#x556d123]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
巡回楽団「トイフェルオーケストラ」は音楽祭に参加するため、ミューズの町を目指していた。団長カナデルの友人の娘でありハープ奏者のアネット──グシオンの紹介で、ソロモンたちは楽団の護衛を任され、グシオンは交換条件として共に音楽祭に参加させてもらうのだった。日没が迫ったため楽団はナビという町で宿を取ることを決め、ついでにそこで演奏会を興行することにした。
楽団には新入りにして多数の楽器を同時に演奏できる桁外れの天才、アスラという少女が居た。
自分が一番優れていると常々言って憚らないグシオンから激しくライバル視されるが、マイペースなアスラはそれに気づく様子もなくアネットの音が好きだなどと言いだし、グシオンは狼狽する。

演奏会は大成功に終わったが、翌朝、楽団員の一人フイトルが無残な遺体で発見された。団長の依頼でソロモンたちが遺体を確認していたところ、町から検分を依頼された処刑人ルイゼット・ヤミダことフェニックスが現場へやってくる。現場に残されていた楽譜を見て、フェニックスは犯人が自分の追っている殺人作曲家アントーン・ムシカである疑いがあると語る。グシオンとアスラがその楽譜を演奏すると、周囲の景色が「メギドラルの風景」に変貌し、幻獣まで現れた。凄まじい才能を持つアントーンの作った「蒼の組曲」は、それを聞いた者に作品が表現する世界をあまりにもリアルに体感させ、錯覚の異世界で死に至った者は現実でも命を落とすという魔曲だった。

放心状態で演奏していたグシオンとアスラを止め異世界から脱出した一行。フェニックスはやはりアントーンの仕業であると確信を深めるが、しかしアントーンは以前フェニックス自身が処刑したはずの人物なのだった。
死人が蘇るはずがない。しかし組曲は演奏され人が死んでいる。他の誰かが演奏者であることも考え警戒していたところ、また曲が聞こえてきた。その時皆から離れ姿が見えなかったアスラに演奏者=犯人である疑いがかかってしまう。他に演奏者が居るか確かめるためアスラはグシオンの見張りのもと隔離される。二人きりになったところでグシオンはアスラに「メギドなんでしょう?」と問いかけた。グシオンはサタナイルから音で感情を伝えるメギドの話を聞いていたのだった。疑いが深まらないようにそのことを黙っていたグシオンに「アスラフィル」はお礼を言う。その時、また曲が聞こえてきた。

演奏していたのは楽団員のヒックだった。音楽祭に来ていたサタナイルとも合流し、協力してヒックを拘束する。しかしバイオリンを取り上げたのにも関わらず、またメギドラルの光景が再現された。ヒックのバイオリンを勝手に触った有名奏者のウマスギーノが組曲を演奏していた。アスラフィルが楽しい曲に編曲した蒼の組曲をぶつけ相殺し、ウマスギーノを追い詰め異世界から脱出した一行。現実世界でも彼を追い詰めたが、突如体が内側から裂け彼は死亡する。その中から一匹の蜂が現れた。それこそが「死んではいなかった」アントーンであり、数々のヴィータを操っていたのだった。

アントーンはかつてメギドラルに拉致され実験体にされたヴィータだった。体から魂を引き抜かれ、蜂の中に移植されてしまっていた。メギドラルという世界に魅了されたアントーンは羽音を自由に操って言葉を話し音楽を奏でることができるように訓練し、メギドラルを表現する「蒼の組曲」を書き続けていた。フェニックスが処刑した男も、彼に操られた犠牲者の一人だった。
逃げ回る蜂という難敵に対して苦戦する中、隙を突いてアスラフィルに取り付こうとしたアントーンの思惑を見切り、自らの体の中に閉じ込めたフェニックス。そして彼は自分の体に火を放った。自分ごとアントーンを焼き殺し最後の処刑を断行するというフェニックス。ソロモンは止めるが彼の意志は固い。人を断罪する処刑人が間違いを犯すことは許されない、冤罪で人を殺した自分は死をもって責任を取ると言う。今まで仲間として接してくれたことに対して礼を一つ残し、フェニックスは燃え尽きた。

ミューズの音楽祭は最終審査を迎え、ソロモンたちは意気消沈しつつもトイフェルオーケストラの演奏を待っていた。そこへサタナイルが一つの「噂」を持って現れる。フェニックスが燃え尽きた時、真昼間にも関わらず火山に向かって流れ落ちた星を複数の人が見たという。火山は有数のフォトンスポット、そして「フォトンで蘇るメギド」というものが存在することをソロモンたちは知っている──本番を直前に慌ただしく席を立つ皆を見てグシオンは呆れた様にため息をついた。けれども理由は想像がつくので責めはしない。皆に届くように演奏しようと言うグシオンに、アスラフィルも頷いた。
#endregion
-リジェネレイト体グシオン配布イベント。
-時系列は6章終了後か。
--6章2節のラストに言及がある上、「ヒマしてる」と言われているため時間にやや余裕がある。
-イベントタイトルにもなっている魔曲が「''蒼''の組曲」、それを元に編曲されアスラフィルの覚醒スキルにもなっているのが「''青''の組曲」である。
ちなみに「蒼」は「青」と違って血の気の失せた不健康な色というニュアンスが強い。
-プライドが高く自分に絶対の自信を持っていたグシオンが混じり気なしの天才アスラフィルに出会ったことで変化・成長を遂げる物語と、リジェネレイトが予告されていた処刑人フェニックスの物語が同時に展開された。
-大ボリュームだったシナリオはミステリーと怪談を合わせたような雰囲気を持ち、ジズ、ベヒモスに次ぐくらいの重さ。
ただしアスラフィルとグシオンのやり取りは可愛らしく、二人の虜にされたプレイヤーも多数。
--しかし二人を一緒に演奏させたい……!と思ったところで''アスラフィルがピックアップされたサバトは直前に終了していた。''低確率覚悟で回そうにもテルミナスメギドなのでどうあがいても通常期間では召喚できない。次のサバトを待つべし。
-サタナイルイベントからキャラストーリーも含めて繋がっており、本作への伏線も存在していた。
-トイフェル(Teufel)とはドイツ語で「悪魔」の意味。悪魔交響楽団。
-バルバトスの水着スキンがイベントショップで復刻された。
お値段は前回より割引のエンブリオ2個分。またしてもシリアスイベントの報酬となった。

**魔獅子と聖女と吸血鬼 [#zfb4696d]
#region(あらすじ(ネタバレあり))
未編集
#endregion
-リジェネレイト体イポス配布イベント。
-時系列は6章終了後と思われる。
--ヒュトギンがアジトの用事を手伝おうとするくらいには時間に余裕がある。
--ソロモンがリジェネレイトしているアモンと共に壊れたアジトの修繕をしている。
-蒼の組曲から連続してのシリアスイベント。
事件は深刻で凄惨だが、どちらかというと中心キャラクターであるイポスの頼れる面やアイムの前向きで真摯な様が前面に出ているため読後感は思うより重くない。
--夏の怪談ということなのか吸血鬼や古城などのホラー要素がある。
-シナリオをクリアするとBGMが実装時点でのハイドロボム組(アイム、ヒュトギン、フラウロス、シトリー)が歌うボーカル曲「カタチを成す想い」に変化。アジトでも流せるようになる。
以下、ユーザーによる耳コピの歌詞。

#region(「カタチを成す想い」歌詞)
焼きたてのパンを食べましょう
テーブルを囲んだみんなの声
買い物のおまけにマーマレードジャム
何気ない笑顔を見るのが好き
同じ時を過ごした顔
ティータイムの記憶 宝物
違う世界見ていた 友の決意 Ah

いま 空に舞う水しぶき ふわっと散ってった
カタチを変えても巡る命のように
宙に舞う水風船 ふわっと散ってった
姿を変えても変わらない気持ち
焦らされても
ふわっと散って さっと消えて ぱっと舞って はかなくて
さっと散って そっと消えて ぱっと舞ってった
想いを祈るように

ありったけの策を さぁ仕込もう
言ってみればこれも次の布石
よくわからねぇけど歌いにきた
たまにはしっぽり語ろうぜ
見つけたのは生き方
信じるのは継いだ技
振り返るなんて興味ない
ツケに託す俺の未来

いま 空に舞う水しぶき ふわっと散ってった
カタチを変えても巡る命のように
宙に舞う水風船 ふわっと散ってった
姿を変えても 変わらない気持ち
焦らされても
ふわっと散って さっと消えて ぱっと舞って はかなくて
さっと散って そっと消えて ぱっと舞ってった
想いを祈るように

''あらあら楽しそうじゃない''
''アジトで歌ってるみんなを見てたら''
''私も歌いたくなってついてきたの''

私シトリー いつも一人旅
使命授かり世界に参上
学ぶ感情 分かる現状
それら教えてくれたヴィータに感謝を
今は仲間 出会い描いた 決意新たに防ぐハルマゲドン
食べるのは料理 拾ったのは槍 戦えば勝利
みんな、行くわ!

これがヴィータの文化 歌でしょ
海のように果てしないImaginationを持って勝ち取った輝く称号
街を守ったソロモン御一行

ヴィータの文化 歌でしょ
海のように果てしないImaginationを持って勝ち取った輝く称号
街を守ったソロモン御一行

披露しようか水の爆弾 ハイドロボム 勝利のプロローグ
交渉野郎の鼻くそボム 使えるもんなら使うぜ

洗い流すぜ! 全力開放よ! 様子見は終わった、行くぞ!
きれいさっぱり爆発させるわ! Bomb! Bomb! Bomb!

いま 空に舞う水しぶき ふわっと散ってった

お~い 本当にこんなことやってて石像ができんのかよぉ?

宙に舞う水風船 ふわっと散ってった

水使いのグループとして人気が出たら石像ぐらい作られるはずさ
でも忙しい領主や王女、人魚の子が来られなかったのは痛いけどね

Hahahaha てめぇの言う通りになる気なんて全くしねぇ
まっ 伝説になるっていうぐらいなら何度も歌って覚えさせりゃいい
#endregion

-ウェパル、ヴィネ、ウァプラについては歌詞の最後で事情により来れなかった(または来なかった?)らしいことが語られており不参加。
-雑誌インタビューでプロデューサーが「タクティカルソートをテーマにした曲を作りたい」と発言していたためその第一弾と思われる。戦術をテーマにしているというよりはグループのイメージソングといった趣が強いが。
*推定時系列 [#s3a8f442]

イベントシナリオの時系列については[[推定時系列]]のページを参照してください。

*コメントフォーム [#a886af5c]

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